118時間目 ページ18
時間が少し経ち、ターゲットの話を聞いていると＿＿＿
「･･･機械音？」
周りの射撃音に紛れて聞こえにくいが、僕の耳は誤魔化せない。
チラリと横目で外を見やる。
「＿＿＿！」
それを見て、僕は外へ出る。
外に出て視界に入ったのは＿＿＿
「＿＿＿何をしようとしている、理事長殿っ！」
「･･･おや、Aさんではありませんか」
そこに居たのは浅野学峯。椚ヶ丘中学の理事長。
「･･･調べさせて頂きましたが、ここは貴方にとって･･･！！」
「＿＿＿関係ありませんね」
＿＿＿嘘、だろ･･･？
この僕が、一瞬で後ろに回られ＿＿＿
「貴方は私が理想としている人に近い。･･･暗殺者でなければ無理矢理にでもＡ組に連れて行きたいのですがね」
「っ、このっ」
＿＿＿拘束されるなんて･･･！！
・
理事長殿は僕を捕えたまま、ターゲットと話を進める。
･･･どうやら、理事長殿は自分の教育にターゲットが目障りらしい。
だから、この裏山に理事長殿直々にやって来たのだ。
理事長殿の暗殺法は実に彼らしい。
5つある問題集に爆弾を挟む。
その５つの爆弾の中に一つだけ実弾がある。残りは全て対反物質用だろう。
開いて右上の問題を爆発する前に解けば、爆発しない。･･･ターゲットのスピードなら解けるが、それは問題による。
僕はターゲットの知識量が何処までなのかは分からない。
寺坂が理不尽だ、と言っていたが、世の中そう上手く出来ていない。
･･･僕なんか、それを日常に経験していたから寺坂の様な言葉は出てこなかった。
「･･･そうだ。私が勝ったら、AさんをＡ組に連れて行きます」
「なっ･･･！」
理事長殿が放った言葉は、周りが絶叫するには十分過ぎた言葉だった。
「僕は国に依頼された暗殺者だ。･･･悪いが、貴方がターゲットを殺したのならばここに『用はない』」
「それは残念だ」
この人は本当に一般人なのか･･･？
この人の実力なら、闇の世界にいても可笑しくない。
僕は理事長殿に引っ張られて、烏間殿とイリーナがいる廊下に出る。
ターゲットは数学の問題集を開く。
･･･突然パニックになり出したターゲット。
そして、数秒後＿＿＿
「･･･！！」
＿＿＿爆発した。
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恵野(プロフ) - 柊りあさん» いえいえ！むしろありがとうございます泣 更新は現在時間が取れず出来ないのですが、今週の土日には時間ができるかもしれないので、その日を予定してます！ (2020年1月14日 21時) (
レス) id: d3fd993259 (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - 更新頑張ってください！一からまた読み返したんですけど、やっぱり面白い……!!応援しています！(何回もコメントするの、しつこいですかね？) (2020年1月14日 20時) (レス) id: 18aaf501b2 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 柊りあさん» コメントありがとうございます。更新出来ない期間が長かったので、書いた内容を覚えておらず曖昧な所もありますが…汗 これからも見てくれると嬉しいです！ (2020年1月4日 14時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - この作品、面白くて好きです。これからも頑張ってください！ (2020年1月4日 14時) (レス) id: 18aaf501b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年10月24日 17時
