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今思えば、彼らに出会ったことでサッカーをしたい気持ちを取り戻したんだ。
それも、兄さんがいない寂しさを塗り替えるほどの。
あー･･･、走馬灯って奴？
死に際に思い出が頭の中駆け巡って蘇ってきたって事は、僕は死ぬのか。
こうも考えている間に僕の身体は沈んでいく。
痛む身体を無理矢理動かした代償なのか、僕の身体はピクリも動かない。
＿＿＿息が苦しくなってきた。
あーあ。僕、本当にここで終わっちゃうのか。
大人になって、お酒って奴も飲んでみたかったし、サッカーでプロを目指したかった。
故郷でお別れした仲間に最後に会いたかった。
昔、仲良くしてくれた孤児のみんなを救いたかった。
雷門のみんなに＿＿＿＿
僕にサッカーをしたいと思う気持ちを思い出させてくれて、与えてくれて･･･、
『ありがとう』って言いたかった。
僕、恥ずかしくて言えてなかったけど、ずっとそう思っていたんだよ？
みんなが僕のことどう思っていたかは分からない。
僕は、『楽しかった』。
相変わらず、僕にとっては弱いチームだって思ってたけれど、一緒にプレイして楽しいって思えるチームだった。
口から空気が吐き出される。
意識が保てない。このまま目を瞑ってしまおうか。
＿＿＿＿＿＿
＿＿ちゃん＿＿！！
Aちゃん＿＿！！
諦めていたその時、誰かが僕の名前を呼ぶ。
薄れゆく意識の中、目を開けると＿＿＿
「Aちゃん！！」
どうして、君がここにいるの＿＿＿？
私の意識は、ここでなくなった。
・
・
・
海に落下していく彼女が目に入る。
何処にも姿が見当たらないと気づいたときには、彼女は海の中へ。
＿＿＿絶対に死なせない。
エイリアボールを使って彼女の元へ。
呼びかけてみるが、彼女の目は虚ろで、危ない状態だった。
＿＿＿水を吸い込み過ぎている･･･！
僕は彼女を抱えて、エイリアボールを使ってワープする。
＿＿＿絶対に、死なせないから･･･！
意識をしっかり･･･、Aちゃん･･･！
***
エイリアボール(？)って何でも出来そう
長らくの過去編にお付き合い頂き、ありがとうございます〜
やっと本編です(ｰｰ;)
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恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» ありがとうございます…！ 中々更新に手が回らず、ずっと下書き状態で止まってるものばかりですが、作ったからには完結させたいと思っていますので、お時間あるときに覗きに来ていただければと思います！ (2023年3月12日 15時) (
レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» 他の作品も楽しみに待ってますね！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» キャラの特徴掴めてましたか…！？ 所々こんな一面もありそうだなっていう想像や捏造がほとんどでしたが、違和感なく思えていただいてたみたいでよかったです！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» いえいえ、恵野さんが作る作品は、面白いところもあるしキャラもちゃんと掴めているので見ていて、尊敬できます！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» まだまだ拙い部分がありますが、そう言って頂けるとは感無量です泣 (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年8月25日 19時
