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*No side.
互いのチームがポジションにつく。
「A、本当にMFなんだな…」
円堂がゴール前からフィールドを見渡し、偶然目に入ったAを見てそう呟く。
時にはDFに、MFに、FWに。
Aは雷門イレブンでは様々なポジションに配置されていた。
最近はFWの方が多かったようだが。
それぞれのチームのポジションは、
雷門イレブン
FW 7 リカ 10 豪炎寺
MF 5 立向居 14 鬼道 16 一之瀬
DF 3 壁山 4 綱海 6 小暮 8 財前 13 土門
GK 1 円堂
Aチーム
FW 10 空 11 亜久
MF 6 颯太 7 萄 8 翠 9 A
DF 2 心 3 音也 4 真太郎 5 修仁
GK 1 剛
となっている。
「(さっき、軽くアップの時間を設けたときに見てたけど…)」
Aはチラリと、雷門イレブンのベンチを見る。
その目線の先にいたのは吹雪だ。
鬼道が出したパスを、吹雪は取らなかった。
その目は恐怖を孕んでいた。
「…相当やられているな、吹雪さん」
Aは吹雪のいないFWの方に目を向ける。
と、Aは豪炎寺と目が合う。
豪炎寺の目はまるで、「何故そこにいる」と言いたげだ。
「(此処が本来の僕の場所ですから。…チャンスがあれば攻める予定なんで、存在を忘れないでくださいね？)」
Aは豪炎寺から目線を外さず、口元を少しあげる。
＿＿＿試合開始のホイッスルが鳴り響く。
雷門のキックオフで試合が始まった。
亜久が空に向かってボールを軽く蹴り、それを受け取った空は雷門の陣営へ向かって走る。
それを奪おうとリカが空の元へ向かう。
「貰ったでッ！」
そう言ったリカ。
しかし…
「あ、あれ？」
「後ろだよ、おねーさん？」
リカは声が聞こえた方へ振り返る。
そこには余裕そうにボールをその場で軽く蹴っている空がいた。
ボールを奪おうとしたのに、簡単に躱されたのだ。
「そーれッ！」
空が雷門DF陣営に向かってロングパスを出す。
その行動に雷門イレブンは驚く。
雷門イレブンの陣営に入ってきたのは空しかいない。
そんな場所に出しても誰もとれる訳がない。
「貰ったーッ！！」
そう言って綱海がボールに向かって飛ぶ。
ボールが雷門の方へ渡る…と、誰もが思っていた。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
