第50話 ページ50
ノーマンと話した後僕は部屋に戻った見送りなんてしてたら本当の僕をみんなに見せてしまうかもしれないから
ドン
何かが床に叩きつけられるような音が聞こえてきた
音からして人…？
アオ「！？もしかして！」
僕は走ってみんないるところまで走った
エマ「うるさい！いやだいかせない！！」
小さな騒ぎになっている中ギルダがこっちに気づいて声をかけてくれた
ギルダ「アオ…」
ケンカ？などとみんながいう中僕は二人の元に向かった
ノーマン「どうして解ってくれないんだよ……僕はそんなことこれっぽっちも望んでないのに
ただ笑って見送ってほしい……僕の決意を汲んで」
アオ「エマ最後にノーマン困らせちゃダメ」
エマ「イヤ死ににいく決意だけは尊重できない『本当は嫌』なら尚更だ！」
ノーマンがエマの頬に手を伸ばす
ノーマンエマのこと好きだからね邪魔しないであげよう
エマ「え」
イザベラ「時間よノーマン」
ノーマン「うん」
エマ「待って」
イザベラ「エマ
落ち着きなさい寂しいのはわかるけどお転婆がすぎるわ」
エマにイザベラは近寄って表向きの言葉を発する
その後耳元に口をよせ何かを囁く
アオ「エマちょっと落ち着いて」
ノーマンは僕たちの横で二人に声をかける
ノーマン「じゃあエマとレイのこと頼んだよ」
エマとノーマンは最後のお話をする
イザベラ「アオは？話さなくてもいいの？」
アオ「ｺｸｯあの二人に入っていけないそれに…」
イザベラ「それに？」
アオ「ノーマンエマ好きだから話の邪魔したくない」
イザベラ「！ふふ そうね」
そこまで話してエマとノーマンの方へ意識を向ける
ノーマン「そしてアオ」
アオ「？」
ノーマン「ありがとうアオ本当に」
アオ「！いいよ別に…じゃあノーマンまたね」
みんなで手を振りノーマンを見送る最後までエマは笑顔になることはできなかった
扉が閉まったらエマは膝から崩れ落ちてしまった
ここはギルダ達の出番だ僕の出る幕じゃない
僕は何も言わずにそこから立ち去った
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作者名：八重黒 | 作成日時：2022年8月8日 2時
