第46話 ページ46
「ノーマンは死なせない
全員！絶対生きてここを出よう」
「ねぇ話変わるけど僕のことって何？」
「ああ前にシスターと話たときにシスターが言ってたんだ
『一度だけ本部で見たわ彼ら奴らと対等だった
食われない人間も『外』にはいるそこに紛れなさいそういえばあなた達と同い年のアオはそちら側の人間だったはずよ詳しいことは知らないけど彼女だけは農園側から気に入られている見たいね』ってアオはこの意味分かる？」
えっ？
農園側……確かに前世は農園側だったがそのことを誰にも話してないから誰にも知られてない
つまり恐らくこの容姿
前世の僕とほぼ同じ容姿をしているからそのせいで目をつけられたんだろう僕は様々な農園の調査をしに行っていたからもちろんGFの人間も知っている僕が死んだ次の年に僕と同じような容姿の子供は生まれたら何か関係があると思われるか
「わからない
ハウスのことも教えられるまで確証が持てないただの憶測だったんだから」
「そうだよね」
時間も時間なので僕たちはそこで話を切り上げ食堂に向かった
「みんな聞いて
ノーマンの里親が決まったの急だけど明日の夜の出立よ」
「えっ」
「明日…？」
「おめでとう！」
「おめでとうノーマン」
「お別れ？」
ﾊﾞﾘｰﾝ
「えっええええええええ！！？」
シェリーは持っていたお皿を割ってしまってその破片をアンナが片付ける
「こんな……急に」
「寂しく……なるよな……」
「でもまだ明日もあるから」
そう言いながらドミニクはシェリーの頭をなでる
「おめでとう」
「おめれろ」
「明日たくさん遊ぼうね」
「ほらシェリーもおいで」
ドミニクがボロ泣きなシェリーを引っ張って来る
「おめ‘’でとう……」
「みんなありがとう」
「さ じゃあ晩ごはんいただきましょう」
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作者名：八重黒 | 作成日時：2022年8月8日 2時
