第14話Sideクローネ ページ14
エマ達が話をしている同時刻ハウスの中では大人2人が話をしていた
「やっとこちら側に戻って来られた。機会をいただき感謝します」
「私は補佐役を一名要請しただけ
特にあなたを呼んだわけではないわ」
クローネに向ける顔。
そこにはいつも子供達に向ける優しい顔はなかった
「先輩のお噂はかながね
最年少で飼育監に抜擢 上物以上の育成数は全棟歴代トップとか
尊敬する先輩の下で働けて光栄の至りです」
「社交辞令は結構よ 無駄なお喋りは止めて仕事の話をしましょう
私の可愛い子供達の資料よ今ここで覚えなさい
毎朝テストで満点をとるよりは簡単でしょう？」
ﾆｯ「ところで私は何の仕事で呼ばれたのですか？いえありがたい限りですが…」
「92194の監視」
「というと？」
「あの子は子供達の中でも特別なの。これは上からの指示でもある。
それと秘密を知られた」
「！！？」
「子供二人に秘密を知られたのよ。荷台も見られている」
「でっ では…規則通り…直ちに見つけて即時出荷を＿＿」
「待ちなさい」
「！」
「大丈夫よ必要ない既に標的の検討もついている
出荷まで逃さなければいいのよ 私の子供は特別なのこれは農園の規則でもある」
「上に……報告しないんですね…？」
「しないわ“標的”は私がしかるべき手順で処理する
あなたは“見張り”…何も考えずただ見張りでいればそれでいい……
この家の主は私あなたは“補佐”あなたには私に準じた権限を与えるけどあくまで私の指示に従ってもらうわ
いいわね？シスタークローネ」
ﾆｯ「イエスマム イザベラ」
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作者名：八重黒 | 作成日時：2022年8月8日 2時
