132、卒業旅行 ページ32
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二階堂side
俺は全部白状してしまった。
裕「あり得ない…。」
宏「ったく…。
とりあえず迎えに行くか。」
っ！？
.
タクシーの中、
２人の目を盗んで彩未にLINEを送る…。
》彩未ごめん、
今そっち向かってるわ。
》は！？
》ごめんて！
》場所言ったの！？
》言ってない！
俺にも場所教えてくれなかったじゃん！
》じゃあどこに向かってんのよ！
》Aちゃんの携帯、
電源入ってるんでしょ？
》…電源切ってもらうの忘れてた。
》気づいた？そういうことらしいよ。
俺は知らなかったよ？
ミツ先輩はAちゃんの携帯の場所を
GPSでいつでも確認できるってこと。
行き先は分からないって言ったのに、
ミツ先輩、全然慌てないからビックリした。
正直、
妹の携帯にGPS！？
って思ったけど、理由聞いて納得した。
携帯探す為の機能を
持ち主を探す為に使うなんて、
ミツ先輩ってマジで頭いい！
って尊敬した瞬間、
“お前、覚悟しとけよ？”
ってすげぇ低い声で言われたんだけどね。
裕「ニカ、
止めなかったニカが一番悪いからね？」
っ！？
ニ「俺は止めたんだって！」
宏「止めれてねぇじゃん。
自分の彼女を説得できねぇお前が悪い」
ぇえええええっっ！？？
裕「ですよね！？
２人になんかあったらどうすんの！？」
宏「彼氏のお前が止めるべきだったんだよ」
っ、、
裕「ニカはAと自分の彼女を
危ない目に遭わせるとこだったんだよ？」
宏「気は強いけど彩未ちゃんも女の子だからな」
っ、
いっつもバチバチしてるくせに
こんなときだけ仲良くなるなよーっ！！
裕「…俺らが着くまでに何かあったら…っ、」
宏「縁起でもねぇこと言うな」
裕「ですね、ごめんなさい」
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作者名：みっちゅどん
| 作成日時：2017年12月2日 20時
