大好きな人〜after story〜３

113、北山兄妹の関係 ページ13

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宏光side









彼氏が出来たばっかだというのに、

Aは今日も俺と買い物に来てる






まぁー、、

玉森くんがバイトだから。

とかそういう理由なんだろうけど？






それでも俺はすっげぇ嬉しい。

笑









Aは彼氏が出来る前とさほど変わらない。



変わったのは…、、

たまに一緒に帰らなくなったくらいか？








ニカ情報と俺の勘が正しければ、

キスもまだみたいだし？






付き合いたてとはいえ、

なんか中学…
いや、小学生みたいな付き合い方じゃね？笑






ま、俺としては嬉しい限りですけど。








『宏くん聞いてるー？』



宏「んあ？聞いてる聞いてる」



『絶対聞いてなかったー』



宏「聞いてたけどもっかい教えて？笑」



ぷーって頬膨らませるから

頭ポンポンってしてやると




『あのねっ、……………』




ほら、すぐ笑顔になんの！笑





可愛いっしょ？///







『んっ』



宏「ん？」



『目痛い…』



宏「えっ、見せてみ？」






俺より小さいのに痛いって下向くから…、、



……恥ずかしいけどしょうがない。







いわゆる顎クイをして、少し屈んで覗き込んだ






宏「あ、前髪がささってんだな」




髪伸びたなー…なんて思いながら

少し目にかかった前髪を掻き分けてやる





宏「どう？」



『治った！ありがと♪』



宏「ん、」



『ふふ、』



宏「よしっ、行こうぜー」





人前で顎クイしちゃった恥ずかしさを、

肩抱き寄せてごまかす。

笑








それをAは嬉しそうにしちゃうから、

俺も嬉しくなっちゃう。

笑






『ふふ、こうやって歩くの久しぶりだね、笑』



宏「ふっ、たまにはいいかもな？笑
どうせ誰も見てねぇし、笑」



『ふふ、そっか。笑』



宏「そろそろ髪切る？」



『うんっ♪連れてって？』



宏「おっけー」





なんかこうしてると、

Aに彼氏ができたなんて
嘘なんじゃねぇかって思えてくるよねー。

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