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宏光side
裕「タクシー来ました!」
宏「ありがとな、
A?帰ろう、、」
俺の胸に顔を埋めたまま動かないAを
抱き上げてタクシーまで運んだ
宏「玉森くん…悪いけどAの荷物、、
後で届けてもらえる?
今日じゃなくてもいいからさ、」
裕「わかりました」
立ち直るまで…しばらくかかりそうだな…、、
『宏くん…』
宏「ん…?」
『…来てくれてありがとう…』
宏「気にすんな、」
宏「風呂入るか?」
『…うん、』
あっという間に出てきた、、
やっぱ1人になりたくねぇのかな…?
宏「おいで、ドライヤーしてやるから」
ドライヤーしてる間も俯いたまま
明日は休みだけど明後日からどうする…?
しばらく学校休ませたほうがいいのか…?
でもそうすると昼間は1人になるよな…、、
どうすんのが最善なのか、必死に考えた。
明日って母ちゃんいるんだっけ…?
相談すんのも心配かけるだけだよな…、
でもな…、、、
あー、、どうすっかな…、、
宏「よし、できた!…寝れるか?」
『…眠れるまで…一緒にいて?』
宏「ん、わかった」
すげぇ走って、すげぇ泣いて…
疲れてるだろうになかなか寝付けないみたいで
辛かったこと全部
早く忘れられるように願った
『宏くん…』
宏「ん?」
『私…キスされたの…』
そう言ってまた、一筋の涙が流れた
宏「…怖かったよな…
もう…大丈夫だから、、な?
ついててやるから…目、瞑って?」
『うん…』
伸ばされた手を握って頭を撫でてると
規則正しい寝息を立て始めた
今日1日、涙が枯れるんじゃないかってくらい
泣いたAの目は赤く腫れてる
怖い思いをして、傷ついて…
あいつ…ぶっ飛ばしてやりてぇ
そんなことしても解決しないのは分かってる
でも警察だって当てになんねぇ。
どうすりゃいいんだよ…、、
バイト辞めたほうがいいんじゃねーの…?
Aの寝顔を眺めながら
俺もいつの間にか眠りについていた
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作者名:みっちゅどん | 作成日時:2017年5月20日 21時