鬼滅の刃 ─鬼神と鬼と鬼殺隊─

拾参ノ型 落下 ページ15

無限城の上の方で上弦と戯れてれば、5つの鬼の気配がしたので下を向けば下弦の鬼が集められていた



「こくしぼー、あれが下弦の鬼？」



黒死牟「そうだ……本来ならば……6人だが……伍を倒したのでな……」



「もしかして今僕責められてる？」



黒死牟「そんなことは……ない……Aはやることを……やっただけだろう……」



「僕ってば結構強くなったのかもー！」







むき！と腕に力を入れて力こぶを出そうとするが、その二の腕が膨らむことは無かった








黒死牟(愛い……)


童磨(Aになら殺されてもいいかなあ……)


猗窩座(俺が一生守ってやる)


堕姫(鬼狩りなんかにAはあげないんだから！！)


妓夫太郎(可愛すぎるよなああ)







「僕ってばそんなに強くなってなかったみたい……」









.









無惨「頭を垂れて蹲え、平伏せよ」




なんて無惨の声が聞こえて、一瞬上弦が膝を着きそうになるがなんとか立て直した



童磨「これほど離れていても突然は流石にキツイぜ無惨様〜」



「あかざ大丈夫？僕降りた方がいい？」



猗窩座「大丈夫だ。悪いバランスを崩しそうになった」





やっぱり体内に無惨の細胞があるから無惨の声には逆らえないんだなあ。



下の下弦達はなすすべなく蹲っていて、目の前の女が無惨だということに気づいて汗をダラダラと垂らしている









黒死牟「ああ……下弦も……見納めだな……」


堕姫「大丈夫？A見てなくてもいいのよ」


妓夫太郎「そうだなああ。お前の嫌いな処分が始まるからなああ」




「んーん。大丈夫だよ。下弦って関わったことないから、思いいれないもん！」



きらり、と輝くような笑顔でそう言ったAに対し、上弦は無惨様に似てきた……？と内心焦った








「あ、そーだ。僕ちょっと行ってくる！！」



猗窩座「？！おい、まて！」






猗窩座の声も聞かず、腕の中からするりと抜け出し無抵抗で下に落ちていくA







ああ、きっと後で怒られる……俺たち……



これ以上下弦が無惨の機嫌を損ねないことを祈るしかない上弦だった。

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