お手伝い ページ23
「ですが、あなた自身も極めなければいけないことがあるのでは?」
困惑した白銀先輩にゆめはグイグイ押していく。
「もちろんです!」
ではなぜだ。
「きっと私にとっても、いい勉強になると思います!」
嬉しそうに語るゆめに、白銀先輩は優し気に笑い、
「そうですね。」
といった。
この流れに私も乗ってみようと思う。
「非力ながら、私も手伝わせて貰えないでしょうか?」
「え、あなたもですか?」
驚く白銀先輩だが、今後のことにもいい勉強になるはずなのでここは引けない。
「はい。私もブランドを持っていますが、どちらかと言うと白銀先輩の様に流行なんて関係ないブランドでして。」
なので、勉強させてください。はっきりとした意思を籠め、白銀先輩を見る。
白銀先輩は、私が何を思うかくみ取ったのか快くOKしてくれた。
内心、断られるかと思っていた私は、「いいですよ」と言ってもらったとき心の内で安堵した。
「
ほっとした私にゆめと先輩はにっこり笑った。
「い〜ちっ!」
白銀先輩は、二階堂先輩の掛け声に合わせて、腕立て伏せをする。
そんな、白銀先輩を励ます二階堂先輩。
「えっと、コレ特訓であってるんだよな。ゆめ」
「うん、そのはずだよ」
白銀先輩が腕立て伏せを二回したことに大喜びの二階堂先輩。
特訓なのかコレ?
コレ
「「すみませーん、質問でーす」」
ゆめと二人そろって手を上げれば、
「はい、虹野くん、日鷹くん!」
ビシッと指をさし乗ってくれる二階堂先輩。
ノリのいい人だ。
「特訓って、プレミアムレアドレスづくりのためのですよね?」
ゆめの疑問に先輩方は元気よく答えた。
「もちろんだぞ!」
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る。なのでまずは、体力作りから始めています。」
自信満々に答える二人に私とゆめは、
「「な、なるほど〜」」
と、と答えるしかなかった。
「では、今の腕立ての記録の方は?」
ゆめの質問に、白銀先輩がにこやかに答えた。
「二回です!」
「一週間前には一回も出来なかったんだぞ!」
「そ、それは大進歩ですね。」
困ったように笑うゆめ。
「と言う訳で、今日はここまで!」
「え、もう終わり!?」
爽快な笑顔をこちらに向け、問題発言を言い切った二階堂先輩に、ゆめがツッコむ。
いや、腕立て伏せ二回で終わりとか・・・
「いい汗をかきました!」
「oh・・・大丈夫なのか?コレ」
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天羽音花 - 最近アイカツフレンズの小説を書き始めたこともあり、色々な人の作品を読んでいたところ、この作品を見つけました。設定やお話の書き方、ストーリーの展開、どれを取っても参考になりますし、とても面白いです!これからも更新頑張ってください! (2018年6月9日 7時) (レス) id: 55b5068c58 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 斗渚さん» ありがとうございます!光栄の極みです! (2017年12月20日 7時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
斗渚 - この作品は面白いです!寒くなってきたので風邪をひかないで更新頑張ってください。 (2017年12月19日 15時) (レス) id: a3e40a4b60 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 泡沫のアリアさん» ほ、本当ですかΣ(´∀`;)お手本は嬉しいです(/ω\)応援ありがとうございます(人''▽`)頑張りますっっ!ついでにこの作品を作った理由はオリキャラをレイさんと一緒にステージに立たせたかったからです!! (2017年11月23日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫のアリア(プロフ) - 書き方とかお話の設定とかが全て私が読んできた中で一番お手本&面白い作品です!これからも頑張って下さい!応援してます! (2017年11月23日 6時) (レス) id: 4695091f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果口 陽暉 | 作成日時:2017年11月19日 16時