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アイドル海賊との対面 ページ14

その後、正式なアポイントを取っていなかった四人は、ヴィーナスアークから追い出され、私はと言うと、何と無く乗り気じゃなくなったため、辞退させてもらった。

ぷんぷん怒りながら学園に向かう早乙女あこを追いかけていく三人を私は港にポツンと残ったまま見つめた。

さて、帰るか。と思いながら一台の車に近寄り窓を数回かるくノックすると中で寝ていた人物は起きた。

「勉強になったかコノヤロー。にしても、速くなかったか?」

「気分が乗らなくてな。辞退させてもらったんだ。・・・駄目だったか?」

「いや、別に・・・」

速く乗れ、学園まで送ってやる。そう言ってシートベルトを着けるニーノさん。

私が助手席に乗り込みシートベルトを着けると、車は駆け出した。

「そういやお前、何で俺たちにさん付けなんだ?呼び捨てでいいっていただろーが」

照れるニーノさんを横目で見ながら、こんなこと言うくせに何でこんなに照れてるんだろうこの人と思いながら私は考える。

「やっぱり、年上ですし・・・」

「じゃあ、俺は呼びすてな。アージェはさん付けでいいからなっ!」

嬉しそうに小さく呼び捨てだっ。なんて呟いているニーノさn、んっん、ニーノがなんか可愛く見える私は末期なのか?

いや、いやいやいや。そんなことないよな。うん、ありえない。

成人男性に対して『可愛い』なんて、失礼だろう私。

大きく溜息を付いて、スッと外の景色に視線を移した。

十何分すると学園が見えてくる。校門に車を止めてもらい下りた。

「じゃ、また今度なマリア」

二ッと笑うニーノはやっぱり可愛い、頭を撫でたくなる様な笑顔に何とも言えない。

「ああ、またなニーノ」

グッと我慢して手を振った。

彼も手を振り返し、帰るために車を走らせた。

学園に入ると、アイカツフォンが鳴った。

「え、アンナ先生?」

先ほどの電話は、至急学園長室に来て欲しいというのだった。

学園長が私に用があるなんて初めてだ、そう思いながら部屋に足を進めた。

ドアの前には虹野ゆめたちが立っている。

私に気付くとヒラヒラと手を振ってくれた。

それに軽く会釈するとドアに近ずいた。

「アナタも学園長にご用事が?」

「いや、学園長に呼ばれたんだ。」

そうなんですの。と言って彼女は扉を開けた。

「失礼します。」

学園長の隣には二人の少女が立っていて、私はその一人に目を奪われた。

深紅の髪の少女は美しかった。

それが私と彼女の初対面。

エルザからの勧誘→←いざ、豪華客船型アイドル学校へ。



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天羽音花 - 最近アイカツフレンズの小説を書き始めたこともあり、色々な人の作品を読んでいたところ、この作品を見つけました。設定やお話の書き方、ストーリーの展開、どれを取っても参考になりますし、とても面白いです!これからも更新頑張ってください! (2018年6月9日 7時) (レス) id: 55b5068c58 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 斗渚さん» ありがとうございます!光栄の極みです! (2017年12月20日 7時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
斗渚 - この作品は面白いです!寒くなってきたので風邪をひかないで更新頑張ってください。 (2017年12月19日 15時) (レス) id: a3e40a4b60 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 泡沫のアリアさん» ほ、本当ですかΣ(´∀`;)お手本は嬉しいです(/ω\)応援ありがとうございます(人''▽`)頑張りますっっ!ついでにこの作品を作った理由はオリキャラをレイさんと一緒にステージに立たせたかったからです!! (2017年11月23日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫のアリア(プロフ) - 書き方とかお話の設定とかが全て私が読んできた中で一番お手本&面白い作品です!これからも頑張って下さい!応援してます! (2017年11月23日 6時) (レス) id: 4695091f56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:果口 陽暉 | 作成日時:2017年11月19日 16時

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