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そして週末慎太郎くんの店に向かうと、店の前をうろうろとジェシーくんが歩いている。
ジェシーくん！と声をかけると、ぱっとこちらを向いて笑顔で私に抱き着いてきた。
「久しぶり！愛佳！元気してた？」
「うん！元気だったよ。ジェシーくんも元気そうでよかった」
「全然遊びに来ないから心配して樹のやつに問い詰めた。まー少し中で話そうぜ。安心して！樹のことは、京本と高地が止めてるからここには来ないようにしてあるよ！さ、はいって！」
開店前の店の中に案内されて、お好み焼きはもう焼きあがっているようで、いい匂いに包まれた。私が必ず来るという保証はなかったはずなのに二人はこうして待っていてくれていた。
「よ！愛佳ちゃん久しぶり！元気してた？」
慎太郎くんが焼き立てのお好み焼きを差し出してくれた。
「わーおいしそーずっと食べたかったの！元気だよ！慎太郎くんも元気そうで！」
そう言ってほほ笑むと、慎太郎くんも笑ってくれた。
慎太郎くんとジェシーくんが目の前に座り、なんだか面接みたいな変な威圧感はあったけど気にせずお好み焼きを口にする。
「どう？美味い？俺のお好み焼き！あ、今日愛佳ちゃんがここにいること、樹は知らないから安心して」
「あとこの前の電話も、酔いつぶれた樹からスマホ奪って掛けたから履歴は消してある！」
慎太郎くんとジェシーくんはそう説明した。
あの電話でヒソヒソしていたのは、そう言うことかとやっと理解した。
「樹がひどいこと言ったみたいで、ごめん。俺たちから謝る」
「え？・・・あ、いいよ・・・全然。事実だし」
「それにしても言い過ぎだよな」とジェシーくんが慎太郎くんを見た。
「俺たちから、話せることは話すよ。聞きたいでしょ、愛佳ちゃんも」
「聞きたかったよ・・・いろいろ。でももう過去のことだし大丈夫！」と明るく返した。
もう今更いいよ・・・・樹くんのことを知りたいなんて図々しく踏み込んだ私が悪いんだから・・・・・
「愛佳ちゃんに会いたいって毎日泣かれる俺たちの身にもなってよ〜」
慎太郎くんが心底困ったような顔をして見せる。
「どういうこと？」と首をかしげながら聞いた。
「樹さ、昔大失恋したんだよね。高校生の時かな？大好きだった彼女と信頼してた友達に裏切られてすげー傷付いてさ・・・」
ジェシーくんがいつものおちゃらけを封印したように真剣に話し出した。
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えーじ(プロフ) - ぶーさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！北斗くん目線のお話も書く予定です！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (
レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
えーじ(プロフ) - ヒヨリさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！そうですよね〜！そこの部分も番外編で書こうと思ってます！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
えーじ(プロフ) - ころころコロンさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！番外編も書くつもりです！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
ぶー - はじめまして！とっても面白くてぜひ北斗くんのも見たいなって思いました！ (2019年8月8日 10時) (レス) id: ea1b57001e (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白かったです!!北斗くんもあー言っときながら本当はまだ主人公のこと思ってるのかな?なんて勝手に想像したりしてました(笑) (2019年8月4日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えーじ
| 作成日時：2019年8月3日 22時
