202【黒鉄の魚影】 ページ2
コナン視点
園子からの招待で俺達は八丈島にやって来て
博士の車でホテルに向かっていた
すると俺の横で灰原が何かを見ていた
コナン「何見てんだ?」
灰原「ここの近くに、インターポールの新しい施設ができたんだって」
片方のイヤホンを耳につけられた
〘はい。世界中の警察が持つ防犯カメラを繋いだ世界初の施設、それが『パシフィック・ブイ』です〙
ニュースの端には『パシフィック・ブイの特集』と表示されていた
〘防犯カメラの画像を元に、世界中で『顔認証』が可能とか?〙
〘えぇ。その開発者である彼女も、パシフィック・ブイの一員として参加します〙
茶髪の髪を三つ編みに束ねた若い女性が画面に映る
灰原「この人…どこかで……」
どこかで…?
海岸沿いの道路を走り続けていると
ベルツリーホテルの看板が見える
阿笠「お!ここじゃ」
元太達の楽しそうな声が聞こえる
何気なくエントランス部分を眺めていると…
コナン「!」
なんで白鳥警部が…?
_____
ホテルの部屋に入りながら蘭にその事を話した
蘭「白鳥警部が?見間違いじゃないの?」
コナン「ううん、確かに白鳥警部だったよ」
蘭「ふぅん…何かしらね」
するとスマホが震えた
コナン「!」
沖矢昴からの着信だった
部屋のバルコニーに出て
通話ボタンをタップした
沖矢《そろそろ八丈島に着いた頃だと思ってね。ボウヤはドイツのフランクフルトに『ユーロポール・防犯カメラ・ネットワークセンター』があることを知っているかな》
コナン「うん。それがどうしたの?」
沖矢《そこに最近、何者かが侵入してね。その侵入者を目撃したユーロポールの職員が、ジンに殺された》
コナン「ジンに!?」
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作者名:箔月 | 作成日時:2023年5月23日 19時