gからの内通者【wrwrd!】 (ページ26)

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動きページ26

os｢そろそろg国に脅しかけようかグルッペンと話しとんのやけど。｣

午後の書記長室。
うっしーに紅茶を頼みながら仕事をしていた。
私たちはそれぞれの事に集中しているような素振りで耳を向ける。

tn｢なんや、そんな話になっとんのか？｣

os｢g国の隣に今うちと仲悪いH国があるやろ。そことなんか仲良うしとる気配があってな。｣

うっしーの方へ目をやったが、彼は眉をひそめた。
勘違い、というわけか。
だがこれは即刻連絡をした方が良いだろう。

『佐々木、これ持って行って。そしたら上がっていいから。』

us｢了解です。では失礼します。｣

うっしーは手紙を書きに部屋へ戻る。
ここからどう動くかは父の采配次第だ。

os｢グラシアはどう思うん？｣

思わず耳をピクリと動かしてしまった。
なぜ急に私に？
動揺を隠さずに問う。

『えっと…なにが？』

os｢g国に脅しかけること。母国やろ？｣

『…今の私は我々国のものです。総統の采配を信じます。』

os｢そっか～。あ、外交出てみる？g国が受けてくれたら。｣

tn｢おいオスマン。｣

os｢きゃー｣

曖昧に微笑み返した。
出ることになったら、私はどうすれば良いのだろうか。
いや考えることも無い。
どちら側で出たにせよ、私は何も話さないのだ。

tn｢はぁ…。グラシアは外交には出さへんからな。｣

os｢もー、分かっとるよ！それじゃ、グラシア。今度はお茶会するめう！｣

そう手をヒラヒラさせて去って行った。
疑われてはいなさそうだからよかった。
その後も特に大きな動きは無く、トンさんと少しの会話を交えながら仕事をこなしていった。