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71. ページ22
プロシュートside
こいつを守るのが俺だったら…………
そう思うと、彼女を1人悲しませるその男に腹がたったし、相談を受けることしかできない自分にやるせなかった。
「ありがとう。プロシュート……話、聞いてくれて。」
だいぶ泣き止んだAが笑顔で言った。
ﾌﾟﾛ「ちゃんと俺の言葉が答えになってたかは分かんねえけどよ。まあ、なんだ。またなにかあれば言えよ。なんだって聞くぜ。」
「ありがとう、そうするわ…」
ﾌﾟﾛ「あと、忠告しとくが、1人で抱え込むなよ。それと、俺の前でならいくらでも泣けよ。受け止めてやっから…」
「なによ…それ。今日は随分と優しいのね、」
ﾌﾟﾛ「泣いてる女性に冷たくするやつがあるか？」
「フフ、そう。ありがとう、」
ﾌﾟﾛ「どういたしまして。そんじゃあ、帰るぞ。もう遅い、送っていくぜバンビーナ。」
「こっちがこんな時間まで付き合ってもらったのに悪いわ…そんな、」
ﾌﾟﾛ「俺に格好つけさせろよ、」
そう言うとAは申し訳なさそうにありがとうと言った。
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作者名：りょうや | 作成日時：2019年5月18日 20時
