神楽ちゃんと隊長さんがいれば,私はもう幸せです///←

２３話 ページ25

もう帰るもんか。



せっかく神楽ちゃんに会えて…



まだ完全には信用してないけど…真選組の人達に会った。



隊長さんみたいな…



腹立つけど,優しい人だっている。




帰るもんか。




帰るもんか。




私の家は…




私のこれからの家は…




貴「これからはここが私の家じゃああああああああああああああああああああお前らの所になんか帰るもんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」




墜落した船に向かって,銃撃を繰り返す。




中から数人の子分が出て来たが,すぐに倒した……。




残るは…





ラスボスか…。←









奴等のリーダー……最も私を傷つけた男。





散々私で遊んだ後,満足すれば何も言わずに出て行くのだ。




………夜兎の私なら,簡単に殺せる。




そう思ってた。




でもできなかった。




目が………




目が怖かったから。




あの人の目には,何もなかった。




抱いた私の事さえも,眼中には入っていないようだった。




ただじっと……私を見つめるその目に………私は怯えていた。




ずっと憎かった男―――――……




今,覚悟を決めた。









男の出て来た瞬間に撃つ事に決めた―――――









燃え始めた機体。









そして現れた影―――――――――――









傘を構える。









…と,その時だった。









−ニュル……−





突然,感じた違和感。






何かが体に巻きついたような―――――





沖「危ない・・・・・っ！」






突如私の耳に届いた隊長さんの声。






貴「え―――――――？」




私の体に巻きついていたもの,




それは…









・









・









・









・









・









貴「ひぃ……っ」






大蛇が私をぐるりと巻いていた。



冷や汗が流れる。


……大蛇は背後から巻きついたようだ。


後ろを向くと,そこにいたのは……




・








・








・









ラスボスだった。




貴「……さっきのは幻術…」



どうやら私は,だまされたようだ。



……命を捨てる覚悟をした。

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