神楽ちゃんと隊長さんがいれば,私はもう幸せです///←

13話 ページ13

一方,真選組――――――……


ありえねえ。



会ったばかりの奴に一目惚れとか…。



この俺がするはずない。



だけど…



アイツの力とあの悔しそうな顔。



負けず嫌いで…でもどこか優しさがあって……



そして,



どこか…



親も姉も無くした自分と同じような…




そんな悲しさが感じられた。





能天気な奴にしか見えないのに…




何故だろう。




そして,戦っている途中,




何やらよそ見をしていたようだった。




なんというか…




まるで誰かから追われているかのように……




キョロキョロ周りを何度も確認していたのだ。




俺が勝てたのはそのおかげで…




じゃなきゃきっと負けていた。





アイツの本当の力はあんなもんじゃないはずだ。





1つの星を潰せるくらいの力を持ってるんじゃないか……なんてな。





そんな事を考えながら,その辺をプラプラ歩いていた時の事だった。





山「あ,隊長……！」




沖「…………誰？」




山「ええええ！！？だだだだだだだ誰って……っ」




沖「あ,なんだ…山崎か。」




山「どうしたんですか？元気なさそうですね。」




沖「いや………」




そして山崎が言ったのだ。







・









・









・









・






山「そういや,知ってます？……とある夜兎の少女が,5年前からとある星で売られてて…………
……地球に逃げてきたそうですよ。」







それを聞いた瞬間,俺の中で何かが繋がったような気がした。

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