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No.270 ページ29

虚ろな目でぶつぶつと呟いていたラヴクラフトは、自分に向かってスタスタと歩いてくる太宰に目の焦点を合わせた。



太宰は何も持っていないことを示すかのように両腕を広げ、ニコッ、と笑う。





(敵……排除して……)





ラヴクラフトから伸びた触手がビチビチと音を立てた。



そして。





________帰る





それは、自らの敵を葬り去ろうと太宰に向かって伸ばされた。



だが、それが届く前に突然太宰が地面に片膝を着いた。



その後ろから、跳躍した中也が触手を文字通り蹴散らす。



そこで漸く、ラヴクラフトは太宰が囮であったことに気付く。



だがその時には、中也は敵の触手をも足場として利用してラヴクラフトに接近していた。



力強く触手を蹴り、その勢いのままにラヴクラフトの腹部に穴を開ける。





「重力 操作」



「!」





次の瞬間、ラヴクラフトの体が地面に叩き付けられた。



彼の体が押し付けられた地面に罅が入り、鈍い音が聞こえる。





「体が……重……」



「俺の異能は触れたモノの重力を操作する。其の侭朝までへばりついてな」





中也はラヴクラフトに向かってそう吐き捨てた。

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(プロフ) - 仍さん» コメント有難うございます!夢主ちゃん全力で撫でまくって褒めまくらなきゃいけないレベルで頑張らせてしまいました……!!原作見て「此処はこうしたらいい感じかな……?」って思ったとこの回収全部任せてしまってごめんね夢主ちゃん……() (2019年6月11日 0時) (レス) id: d2f0ba7099 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主ーーーー!!頑張ったね! (2019年6月11日 0時) (レス) id: 748d83af02 (このIDを非表示/違反報告)
探偵社の幼女社員 - ありがとうございます!楽しみにしてますね! (2019年6月10日 6時) (レス) id: b41e54e8cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 探偵社の幼女社員さん» なるほど……ではもう少し私が個人的に落ち着けるようになれば、クロスオーバー用の番外を作りましょうか?かなり更新頻度は低くなるとは思いますが…… (2019年6月9日 13時) (レス) id: d2f0ba7099 (このIDを非表示/違反報告)
探偵社の幼女社員 - そうですか…実はTwitterがアカウント凍結されてて…(--;)使えない状態で…もし落ち着いたら占ツクでやってくれますか? (2019年6月9日 13時) (レス) id: b41e54e8cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月14日 23時

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