No.24 ページ26
｢来たか。じゃあ、俺の家に行くぞ｣
｢うん｣
織田作は、本部から出てきた時祢の手を繋いだ。
時祢はこくりと頷き彼と歩く。
今夜時祢は、織田作の家に泊まりである。
森に夜預ける事を全力で拒否した太宰に頼まれたのだ。
｢夕飯は食べたか？｣
｢ううん、未だ｣
｢そうか。じゃあ俺が作ろう｣
｢手伝う｣
｢出来るのか？｣
｢うん｣
｢なら頼もう｣
かなりほのぼのした会話をしている。
此の二人を見てポートマフィアの構成員、しかも一方は歴代最年少幹部の妹だと想像出来るものなど居ないだろう。
太宰が見たら確実に頬を緩ませること請け合いである。
「何を作るの？」
「咖喱だ」
織田作は即答した。
彼は咖喱が大好物である。
「辛い物は平気か？」
「大丈夫だと思うけど、食べたことがない」
「それなら甘めのものを作った方が良いか」
彼が普段食べている咖喱は、かなり辛い。
其の事を子供達に教えられていた織田作は時祢を気遣った。
時祢は子供ばかりの孤児院で育った為、辛い物などはあまり食べたことがない。
「作兄さんは辛い物が好きなの？」
「嗚呼、自分ではあまり分からないが何方かと云うと好きだな」
「なら、私も食べてみたい」
時祢の言葉に、織田作は目を瞬かせた後少し笑った。
手を繋いだのとは逆の手でくしゃり、と頭を撫でる。
「そうか。なら俺が何時も作っているやつを作ろう」
「うん」
時祢は少し目を細めて、彼の大きな手を受け入れた。
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麗葉 - 大好きすぎて気づいたら四回も？読んでました(笑)体調に気をつけて頑張ってください！ (5月2日 21時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 猫好きさん» 本当にそうよねえ奥さん←←もう先生は私を苦しめようとして来てるとしか思えないですよ…小学校卒業して「よっしゃマラソン大会無い！」からの長距離走があった絶望感…(´・ω・`) (2019年1月1日 23時) (レス) id: 424c23822c (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - ホントですよ…マラソン大会とかは真面目に荒そうかと思いましたよ…ホント、やぁねぇ奥さん← (2019年1月1日 20時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 猫好きさん» 大丈夫ですよ！立ち眩みは現在学生の私でも日常茶飯事ですから…………orz 体育の長距離とか本当にもう……………………殺しに来てますよ…(´・ω・`) (2019年1月1日 14時) (レス) id: 3546326a0b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 1km全力疾走？アハハ…知らないの？僕ヒキニートだから歩くだけで立ち眩みするのw( °∇^)］ (2019年1月1日 13時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2018年8月14日 11時
