No.21 ページ23
時祢が異能力を発動して、五分。
目を開いた彼女は、一度男の前に翳した手を振った。
其れが合図だったかのように目を開けた男には、明らかな変化が生じていた。
先ず、表情が無い。
先程迄の恐怖の表情は跡形もなく消え、其処には只�猝記瓩�在った。
目も、一切の光が掻き消えている。そして、一度も瞬きをしない。
時祢が口を開いた。
｢拳銃の隠し場所は｣
男は或る住所を口にした。
感情の色が消え失せた声音だ。
男は、情報を吐く為だけに作られた機械のようだった。
｢…終了だ。お疲れ様、時祢｣
私は時祢の頭を撫でた。
時祢が頷き、少し俯く。
私は待機していた部下に男が云った住所を調べるよう伝え、時祢を抱き上げて地下室から去った。
彼女を抱いた腕に、少しの震えが伝わってきた。
地下から出ると、何故か其処には姐さんが居た。
｢今日の鍛練は終わりかえ？｣
｢はい、今終わりました｣
｢では時祢よ、私の部屋で茶でも飲もうぞ｣
姐さんの言葉に時祢は顔を上げ、頷いた。
如何やら姐さんは、時祢のことを心配して来たようだ。
私は姐さんに時祢を預け、今日の練習の成果を伝える為首領室に足を向けた。
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麗葉 - 大好きすぎて気づいたら四回も？読んでました(笑)体調に気をつけて頑張ってください！ (2023年5月2日 21時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 猫好きさん» 本当にそうよねえ奥さん←←もう先生は私を苦しめようとして来てるとしか思えないですよ…小学校卒業して「よっしゃマラソン大会無い！」からの長距離走があった絶望感…(´・ω・`) (2019年1月1日 23時) (レス) id: 424c23822c (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - ホントですよ…マラソン大会とかは真面目に荒そうかと思いましたよ…ホント、やぁねぇ奥さん← (2019年1月1日 20時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 猫好きさん» 大丈夫ですよ！立ち眩みは現在学生の私でも日常茶飯事ですから…………orz 体育の長距離とか本当にもう……………………殺しに来てますよ…(´・ω・`) (2019年1月1日 14時) (レス) id: 3546326a0b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 1km全力疾走？アハハ…知らないの？僕ヒキニートだから歩くだけで立ち眩みするのw( °∇^)］ (2019年1月1日 13時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2018年8月14日 11時
