【パート２】コードギアス反逆のルルーシュ もう一人の皇女

第4章　6話 ページ28

ミレイ「ほ〜ら、スザク。
　そっち、そっち!!」

ルルーシュ「馬鹿、やめろ。
　スザクッ！」

　カレンの耳に、楽しそうなミレイの声が聞こえて来た。

ルルーシュ「やめろ、やめるんだ!!」

スザク「ごめん、ルルーシュ。
　会長命令だから」

ルルーシュ「顔が笑ってるだろ、おい！」

　カレンが生徒会室に入ると猫のような着ぐるみを来たリヴァルたちの姿が、見える。

ルルーシュは紐で縛られ、押さえられていた。

シャーリー「動かないの!!」

ミレイ「おはようにゃん」

　生徒会室に入って来たカレンに、ミレイが気付く。

カレン「おはよう……ございます」

　戸惑ったように挨拶を返すカレン。

すると、シャーリーたちが振り返る。

カレン「何、これは？」

リヴァル「あれ、言ってなかったっけ？
　アーサーの歓迎会」

　ちなみに、私とライは猫の着ぐるみを着たまま、そのアーサーを撫でていた。

カレン「平和ですね……」

ミレイ「ふふっ。
　モラトリアム出来る内は、楽しんでおこうよ」

シャーリー「カレンの分、用意しておいたから。
　ほら、この前変なこと言っちゃったお詫び。
　どれにする？」

カレン「へっ？
　私も!?」

ルルーシュ「カレンはいらないだろ？」

カレン「へ……？」

ルルーシュ「とっくに被ってるもんな」

　ルルーシュの言葉を聞いて、カレンはムッとなる。

私は、そんなルルーシュに溜息を吐いた。

『……ルルーシュ、女の子にそんなこと言うもんじゃないよ？』

　だが、カレンは負けじとルルーシュに言い返す。

カレン「貴方、テレビにでも出れば？
　人気者になれるわよ」

リヴァル「どうですか。
　テレビスターさん？」

　マイクを持つ素振りをしたリヴァルは、シャーリーに問う。

スザク「あ、そっちに振るんだ……」

シャーリー「そういう冗談、やめてよ！
　あの後、大変だったんだから!!
　四六時中追いかけ回されて、質問責め。
　お風呂の中でもよ!?」

ミレイ「ここ一週間、外に出られなかったからねぇ」

ライ「へぇ。
　そんなことがあったんだ」

『あ、そっか。
ライも私も、三日ぐらい前からアッシュフォード学園に来たもんね』

　な〜んて、ライと私はのほほんとしている。

リヴァル「だからって、何で俺たちまで外出禁止なんですか？」

ミレイ「ふ〜ん。
　友情ってやつでしょ。
　我ら生まれた時は違えども、死すべき時は同じと願わん。
　By 三国志」

リヴァル「それってプロポーズ？」

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