第３章 ３０.０話 ページ16
カレン「色々見て回ってみたり」
確かに、そうかもしれない。
部屋でじっとしているよりも、記憶が戻るきっかけが掴める可能性もあるだろう。
シャーリー「そうよね。
こういうのは、何かきっかけがあれば思い出す事もあるそうだし。
くよくよ悩んでるよりずっといいね」
ミレイ「ではそういうことで、案内頼むわねカレン」
ミレイは当然のように言った。
カレン「え？
私が何で」
ミレイ「言い出しっぺの法則。
それは万国共通の掟なり〜」
そんな掟など無いのだが。
シャーリー「いいんじゃない？
掟じゃしょうがないし」
カレン「ちょっと!?
そんな勝手に！」
一瞬、カレンは素を出す。
だが、ハッと我に返ったようで。
カレン「あ……。
その、余りそういうのは……。
勝手が、わからないし……」
次にカレンは、大人しめに反応する。
シャーリー「そう？
カレンも最近学校に顔出せるようになったばかりだし、丁度いいリハビリになるわよ」
ミレイ「そうね。
では、生徒会長としても彼の世話係主任ということで任命致します」
ミレイはいいことを思いついたとばかりに話した。
カレン「!?」
突然のことに、カレンは絶句している。
ミレイ「賛成は挙手。
はい!!」
シャーリー「は〜い！」
ミレイに続き、シャーリーが元気に手を上げた。
ニーナ「はい………」
おずおずとだが、ニーナも手を上げている。
ミレイ「多数決にて可決!!
生徒会緊急決議として実行するべし。
これは生徒会長としての命令！」
生徒会緊急決議と言っているが、女子メンバーしかいなく男性メンバーがいない。
これで成り立っていると言えるのだろうか？
カレン「そんな……」
そんな中、カレンは絶望にうちひしがれていた。
ミレイ「あなたもそれでいいわね」
ミレイさんに話しかけられた僕は、チラリとカレンを見て話す。
ライ「カレンが嫌がってるようだけど……」
ミレイ「あらそ〜お？
カレンが相手じゃ不満とか？」
ライ「いや、無理やりというのはどうなんだろうか、と……」
僕は思ったことを言ってみる。
カレン「……」
すると、カレンから視線を感じた。
ミレイ「だってさ、カレン。
命令なんて言っちゃったけど、あなた次第ね。
どうする？」
カレン「いいわ。
私で」
カレンは覚悟を決めたのか、真っ直ぐに言う。
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サツキ(プロフ) - とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2018年2月25日 23時) (
レス) id: 4233adfc23 (このIDを非表示/違反報告)
綾女(プロフ) - 今年も良い作品を楽しませて貰いました。ありがとうございます。 (2015年12月22日 21時) (レス) id: bfef2e3bb0 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - 綾女さん» これからの布石として学園に編入するのは外せないと思い、このような形になりました！ ネタバレしちゃうけど、マオ編を絡ませるにはこれしかないと思い（笑） (2015年11月21日 19時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
綾女(プロフ) - 凄いです。夢主が学習に編入したからライやスザク、色々なキャラとカラむのが楽しみだなぁ〜 (2015年11月18日 18時) (レス) id: bfef2e3bb0 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - 綾女さん» お待たせしてすみません<(_ _)> 漸く更新ができるようになりました！ ライは好きなキャラクターなので、プロットを作る段階から入れようと考えていました。 なので、そう言ってもらえると嬉しいです!(^^)! (2015年8月19日 14時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャドー | 作成日時：2015年6月26日 0時
