探偵と舞う蝶 【おしりたんてい✕鬼滅の刃】

二十五話　貴女side ページ46

“よにもうつくしいおたからおうごんのかぶとはこんやいただくよ”



『おうごんのかぶと…ですか。』



いかにも怪盗Ｕが狙いそうなお宝の名前だ



だが、肝心の通報者…今回のお宝の持ち主がいない



？「よく来てくださった。警察の皆様」



ブ「あれ…声はするけど…」



『どこにいるのですか？』



どすんどすん



簾越しから何かが歩くのが見えた



ブ・マ「えっ…」



『あ…。』



ブ・マ「ｷﾞｬｱｧｧｧ━━(|||ﾟДﾟ)━━!!!!!!」



ブラウンくんとマルチーズ署長が同じタイミングで悲鳴を上げた



『ブラウンくん、署長…(_ _;)』



ブ「鎧が動いた〜」(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ



マ「こっち来る〜」((((;ﾟдﾟ))))ｱﾜﾜﾜﾜ



お「落ち着いてください。あの方はきっと…」



全ての簾が上がった瞬間にその姿が明らかになった



？「ウム！ワシがカブトミヤ家当主















　 カブトミヤ伯爵である！」





カブトミヤ伯爵と名乗る男性は甲冑に兜を身に着けていた



特にその兜に誰もが目を奪われた



マ「もしやその頭上に輝く兜こそが…」



カ「そう！これが“おうごんのかぶと”」



飾りの部分に黄金が使われていて、「美しい」という言葉以外



なんと言えばいいのか分からないほどだった



『すごい……』



カ「先祖伝来の一品でとびきり大きな運をもたらすといわれておる！」



タ「美しい…流石怪盗Ｕが目をつけるわけだ」



カ「おうごんのかぶとは誰であろうと絶対に渡さん！怪盗Ｕなどワシの薙刀で目に物見せてくれるわ！！ハァッ！！」



ブ「わっ！！」



伯爵は薙刀を振り回し、自分の強さを見せつけようとするが……



カ「おりゃあっ……とっとっとっ…」ｺﾞﾛﾝｯ(転ぶ)



バランスを崩し、そのまま寝転がってしまった



カ「だっ、誰か起こしてくれー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

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