すまないスクールの生徒だった少女は―――――。３ (ページ11)

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伝説の戦士と謎の… 八十五話すまない先生side ページ11

キ「ベリー！落ち着くクル！」

マ「流石に…ちょっと言いすぎだよ！」

バ「言っておくが、僕たちは決してAを傷つけるつもりでは…」

ベ「だって……だって………Aのことは誰よりもベリーたちが一番分かってるルク！

何も知らないでAをまた追い詰めようとして……！」

ベリーが言っていることから、どれだけAが大好きで…心配しているのかがよく分かった

ビ「ベリーはそう捉えているのかもしれませんが、あの人たちには悪意は１つもありません。今のが何だったのか、疑問に思って…いえ、少しは怪しいと思って聞いているんです。」

れいかちゃんの言う通り、Aを心配するベリーにとって僕たちの言うことは

彼女を追い詰めようとするものだと考えているのだろう

それは僕たちだって分かっている

ベ「そうだけど………けど……！」

『ベリー、私は大丈夫だから。』

す・生「A/さん/………」

学校では冷たくて厳しいAだけど…その裏には僕たちと一緒にいた頃と同じくらい、いや…

もっと大きくて優しい心があるのだ

ベ「A……」

サ「ベリー、怒っても何も解決せんで。まずはA本人の話を聞こや。」

ベ「そうだったルク……Aの気持ちも考えないでベリーが勝手に怒っても意味ないルク…

A………ごめんなさいルク……」

『………良いの。ベリーを不安にさせた私にも責任がある。ベリーは何も悪くないから。』

ベ「…A…………っ………ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

ベリーの両目から涙が次々と溢れ出てきた

そんな涙をAが丁寧にすくい取った

赤「あっ、Aの顔……」

銀「え？…あ………っ…」

ベリーの頭を優しく撫でていた時の彼女の顔は…

あの頃にも見せてくれたとにかく優しくて、暖かい笑顔だった

『ありがとう。そして、ごめんね。ベリー。』

ベ「A………ううっ……う、うううっ、…………っ…」

全－ベ「『………………………。』」

ベリーはAの腰に抱きついてずっと泣いていた

それを見ていた僕たちは一言も発さず泣き止むまで静かに見守っていた