懐かしの面子 ページ8
次の日の部活で、まだ準備中の事だった。
噂の｢スーパー問題児｣とは別に、もう二人が入部届けを出してくれているのだとか。
澤村さんが、｢今日は来るかもな｣と言っていたので、いつもより少しわくわくしながら準備していた。
｢こんにちはぁ｣
気だるそうに、それでいてどこか人を煽るような声が聞こえる。
きっと例の新入部員だ、と思って声のする方を見る。
すると、次に体育館に響いたのは私の声だった。
『蛍ちゃん、忠…？！』
私の声に反応した二人が、同じように驚いて声を揃える。
「「Aさん？！」」
当然、他の部員達は驚く。
澤｢影山、知り合い？｣
澤村さんがそう聞いてきた。
『あ、すみません！中学の後輩です』
菅｢影山って中学雨丸だっけ？｣
『はい。バレー部だったので二人とはちょっと繋がりあって』
私がそう言ったところで、蛍ちゃんが私の元へつかつかと寄って来た。
不機嫌そうな顔で私の頬を片手で掴み、見下ろされながら睨まれる。
月｢Aさん、蛍ちゃん呼び辞めてって言ったよね。つかなんで烏野に居るの｣
山｢ほんとにそれ！Aさん白鳥沢行ったんじゃなかったの？！｣
『ああそれね。白鳥沢は家から遠かったし思った以上にお金かかるから辞めたの』
月｢っていうのは建前で？｣
『制服超可愛かったから☆』
山｢だろうと思った…｣
『何、二人とも私が居て嬉しくないワケ？』
月｢特に嬉しくは｣
山｢俺は嬉しいよ！ツッキーも嬉しいんでしょ？｣
月｢うるさい山口｣
山｢ごめんツッキー！｣
久しぶりに定番のやり取りを見られて懐かしい気持ちになる。
また一緒に練習出来るの嬉しいな〜なんて、頬を掴まれたまま呑気に考えていたら、突然体が後ろに引っ張られる。
『え、うわ』
転げそうになるも、二人に支えられてなんとか留まる。
私を支えていた二人は澤村さんと力だった。まあ引っ張った張本人もこの二人なのだが。
『あの、どうしたんですか』
私の頭上にはいつもより険しげな顔を浮かべる澤村さんと力。
私が聞くと、二人はハッとしたように私の肩から手を放した。
澤｢あ、すまん。絡まれてるように見えたんでつい｣
縁｢あ、俺もつい…月島に山口だっけ。ごめんな｣
『やだ私ったら愛されてる…』
縁｢あっごめん手が滑った｣
『いっっだ？！なんでチョップするの？！』
縁｢ムカついたから｣
『ほんと辛辣！！』
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つか(プロフ) - LOTTE チョコレートさん» こちらこそご覧いただきありがとうございます！🫶 (2022年12月31日 2時) (
レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
LOTTE チョコレート - みや"あとむ"wwww むっちゃツボにはまりました‼️とっても良い作品を作ってくださりありがとうございます‼️ (2022年12月29日 19時) (レス) @page47 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 真夜さん» よくぞお気づきに！！！！そうです！あの嘘つきな小説家です！！！ありがとうございます！！ (2020年8月26日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - 違ったらごめんなさい！『晩ご飯』の『そうさご名答』ってもしかして…小説家のあの人…ですか…？ (2020年8月26日 21時) (レス) id: 2ed3579147 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - 莉菜さん» ありがとうございます！とても嬉しいです…泣 (2020年8月24日 23時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つか | 作成日時：2020年8月4日 22時
