平穏崩れ14日目 ページ17
貴「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ！」
A先輩の声だ。部室の方からしたな。
奏「せ、先輩方！何かあったんですよ、行きましょう！」
3年「あぁ/おぅ！」
皆で部室の方へ行くと、歌風が出てきた。
奏「歌風先輩、A先輩は⁉」
歌「そ、それがね………Aちゃんがぁ……」
と言って泣き真似をする歌風。
演技下手だなぁ。何したんだか……。
ードンドンドンッ
岩「おいA！開けろ！」
岩泉先輩が部室のドアを必死に開けようとしている。開かないみたい。
奏「岩泉先輩！開かないならお手伝いします！」
すると、返ってきたのは予想もしない言葉だった。
岩「Aが……開けてくんねぇ！閉じこもってる！」
奏「…………………は？」
あのA先輩が？そんなハズないでしょう？
ードンドンドンッ
奏「A先輩！開けて下さい！」
貴「お願い………来ないで……」
聞いた事もないような弱々しい声。
皆絶句している。
・
・
・
いや、1人。1人だけ、笑っていた。
バレないようにしていても、分かっちゃうんですよ、歌風センパイ？
私は何かに使えるように、この醜い写真をスマホのカメラに収めてやった。
そんなことをしている内、先輩達は今の事態を何とかしようと必死だった。皆苛立っている。
岩「クッソ……どうすりゃ良いんだ！」
花「松、力尽くで開けるか？」
松「そうするか？」
及「Aちゃん、……A！開けろよ！」
及川先輩も珍しく声を荒げている。
国「あの、岩泉さん……今はどうしたって開けてくれないと思います……」
国見くん……
岩「じゃあどうすんだよ」
国「それは、えっと……」
金「纏先輩呼んじゃいけないんですか？」
全員「！」
矢,渡「俺らで呼びにいって来ます！」
金田一くん、矢巾先輩、渡先輩……
私はAにドア越しに話しかける。
といっても話しかけられる状況じゃ無かった。
奏「A先ぱ……？」
貴「纏、助けて、助けて助けて助けて助けて助けて………」
A先輩、貴女はドアの向こうで何を隠しているのですか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 248人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みやみや★(プロフ) - 緋さん» ご指摘ありがとうございます！ (2016年2月12日 0時) (
レス) id: 96df6d41c7 (このIDを非表示/違反報告)
緋(プロフ) - 身長170で体重40代だと少し痩せ過ぎだと思いますよ。少し改良してみては？更新頑張って下さい(*´･ｖ･｀) (2016年2月8日 17時) (レス) id: 938c7f1e6e (このIDを非表示/違反報告)
みやみや★(プロフ) - 雫さん» リクありがとうございます！続編も頑張ります！ (2015年12月31日 16時) (レス) id: 96df6d41c7 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 初めまして、みやみや★さん！！すっごく面白かったです。続編楽しみにしております。あとお願いなのですが、お正月（初詣）の番外編を入れてほしいです。お願いします！！ (2015年12月31日 15時) (レス) id: 718f80ed95 (このIDを非表示/違反報告)
みやみや★(プロフ) - 赤姫さん» ありがとうございます！ (2015年12月30日 17時) (レス) id: 96df6d41c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぷりん
作成日時：2015年10月19日 0時
