4.見た目は影山、中身は日向 ページ4
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「おい。そんな難しい言葉どこで覚えた」
『今日家を出る前にお母さんと練習した！』
「そうか、偉いな」
バレーボールを掴むのとほぼ同じ動作で妹の頭を鷲掴んで褒める影山に、Aと名乗った妹がえへへと嬉しそうに頬を緩めている。
「ご迷惑を "おけけする" だってよ。影山妹、可愛すぎない？」
誰がどう見ても年下受け抜群そうな菅原が、Aの前に膝を突き、「Aちゃんは今何歳なの？」と頭頂部のアホ毛をピコりと揺らしながら首を傾けた。
『十歳、小学四年生！』
「俺は十七歳、高校三年生！」
「スガ、相手が返しに困るような受け答えはやめなさい」
四本指を立てて見せるA相手に、何故かドヤ顔で三本指を立てている菅原の首根っこを澤村が掴んで引き戻す。
「それにしても、影山に下の兄弟がいるなんて驚いたな。それも、こんなに小さい子が」
「そうすかね？ 歳の差はたったの五歳ですよ。小四のわりにこいつの背が小っちゃいから、だいぶ離れて見えるだけです」
未だに身長が百三十の代に乗らず、クラスで背の順に並ばされる時も一番前が定位置となっていることを気にしているAは、兄の回答にムッと唇を突き出した。
遠巻きからそんなおチビの様子を観察していた月島は、ふとした仕草でさえも王様にソックリだなと、顔にまでは出さないものの、心の中で辟易する。
「ねぇ。ツッキー、ツッキー。影山の妹、あんまり影山ぽく無くて可愛いね」
隣にいた山口が小声でそんなことを囁きかけて来た時、月島は思わず「はぁ？」と不機嫌全開の声を出していた。
驚いたように、山口がビクリと身体を揺らす。
「いったいどこをどう見たらそんな感想が出てくるわけ？ 王様の面影しかない顔してるじゃん」
「いや、そういう見た目の話じゃなくてさ、クルクル変わる表情とか、人懐こい雰囲気とか、中身は全然影山と似ても似つかないっていうか……そうだ、日向に似てるよね」
「何それサイアク」
見た目は影山。中身は日向。それはいったい何てモンスターだ？
天敵と天敵の融合体のような少女から、月島はまた一歩後ずさって距離を取った。
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メケメケ(プロフ) - とお。さん» とお。さ〜ん！🙌私にこんな画力はありません！お借りしたイラストです！笑 ですが褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます☺️一人の女の子にだけ弱々なツッキーを綴っていきます！笑 (2月29日 14時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - みりかさん» みりかさん！またしても「天才」ありがとうございます！恐れ多いですが嬉しいです！笑 (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - 玲衣さん» えーーとっても嬉しいです！！😭🙏 こちらこそ素敵な褒め言葉ばっかりいただいちゃって感謝感激です！これからもこの調子で進んでいきますのでぜひお楽しみください！☺️ (2月29日 14時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
とお。(プロフ) - トップのイラスト、もしかしてメケメケさんがお描きに…！？美しすぎます😍ツッキー永遠に振り回されてくれ…… (2月29日 10時) (レス) id: c8ec7d17da (このIDを非表示/違反報告)
みりか - ほんと……天才です………(2回目) (2月29日 7時) (レス) id: 2c07cb6f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年2月17日 17時
