【銀魂】真選組には、少しお馬鹿な女隊士と一番隊隊長の双子の妹と言う二人の女子がいるようです。

最終話【お花見】総子視点あり ページ22

1年前に、どんちゃん騒ぎをしたあの花見の場所。

今年も真選組のお花見をやるようで、私と総子さんの二人で場所とりをしていた。
山崎さんは去年の花見と冬の時のゲーム機の件で、場所とり係は外されたようだ。

「あのね、武州ってすっごい桜が綺麗なんだ！江戸も綺麗だけど、それ以上に！」

総子さんの赤い瞳はいつも以上にキラキラしていた。



暫く駄弁っていると、副長達が来た。

「あ！やっときましたね土方コノヤロー！」

「ちょっと待て、お前何処で習ったその言葉！
総悟からか！？」

「よくやりやした、逆にもっと使っていいんだぜィ」

隊長の副長への態度が移ってる。さすが兄妹。

「…ああ、何時もの真選組だ」

このばか騒ぎしている真選組。
この光景が、私は一番好きだ。

それは、此処に来る前も同じ。

私は、こんな楽しそうな光景に憧れていたんだ、昔から。

今が一番幸せだと、私は実感した。


桜を見ながら、ちびちびと水を飲んでいた。
あれ、なんかこれアルコールの臭いがする

………あっヤバイ。

これ、酒だ。







真琴ちゃんの様子がおかしい。
顔は赤いし、ふらついている。
殆どの隊士の人は遠くへと逃げていく。

そーごに話を聞こう、そうしよう。

「ねえそーご、真琴ちゃんどうしたの？」

「酒飲んだ神崎はヤバイんでィ。総子、悪ィことは言わねェ、逃げるんでさァ」

と、ダッシュで遠くへと逃げていくそーご。
一応私も逃げようかな。

「…うわぁ、マジでヤバイじゃん…」

隊士の人が痙攣して倒れている。
真選組のモンスターだね、ありゃ。

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