【銀魂】真選組には、少しお馬鹿な女隊士と一番隊隊長の双子の妹と言う二人の女子がいるようです。 (ページ11)

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第54話【雪の日に】＊総子.真琴視点ページ11

「こっんどーさーん！雪合戦しましょーよー！」

私は無邪気に局長室の戸を開ける。
バンッ、といい音がして、驚いた近藤さんは熱いお茶を溢してしまっていた。

「総子ちゃん、遊びより仕事だぞ」

今日は見廻りの日。
攘夷浪士もこんな寒い中暴れないとは思うけれど、江戸を守るのが我ら真選組の役目だということで、近藤さんと土方さんが今日も見廻りをすることにした。

「なによ近藤さんの意地悪ー」

あ、そうだ。そーごと真琴ちゃんを誘おう！
二人とも見廻りはもう済んだ筈だし、雪合戦したいな！

「まっことちゃーーんっ！！」

戸を突き破る勢いで戸へと駆け出し戸を開ける。

そこにはまとめられた荷物、それに立て掛けられている真琴ちゃんの愛刀。

そして、机に向かって何かを書いている真琴ちゃんが。

「………真琴、ちゃん？」

私が静かに彼女の名を呼ぶと、真琴ちゃんはこちらに振り向く。

「ごめんなさい、集中してました。

どうしたんですか、総子さん」

「あ、そうだ！雪合戦しようと思って！真琴ちゃん、もう早朝に見廻りしたでしょ？？」

真琴ちゃんは静かに頷いて、私の後ろに着いてきた。

さて、そーごを誘いにそーごの部屋にいこう！

「そーーーごーーーーっ！！！！
雪合戦んんんんんんっ！」

総子さんは大きな声を張り上げ、隊長の部屋の戸を開ける。

隊長はアイマスクを着け昼寝をしていたようで、不機嫌そうに目を覚ます。

「なんでィやかましい」

「雪合戦！雪合戦やろうよ雪合戦ーーー！！」

雪を見てハイテンションな総子さんは隊長の肩を持ちブンブンと前後に降る。

………まあ、暇潰しをするより遊んでても良いかな？

そしてチーム分け

沖田兄妹vs.私。

……………

終わった。

そして負けた。

「酷いよ…こんなのあんまりだよ！」

「俺たちは無敵でィ」

「Foooooooooooo↑↑↑」

隊長死亡フラグたてないで。
総子さん落ち着いて。