歌い手の皆さんと一緒にシェアハウスに住むことになりました！2！！

53話（トーラン） ページ13

A目線

いやぁ…天月君とのお出かけも楽しかったなぁ。
途中から、変な人に絡まれて台無しになっちゃったけど他は楽しかった！
まぁ…前向きに行こう！！あれ？そう言えば、うらたんとのコラボの話が全然前に進んでない…。
うらたんの所に行って、声かけてみよーっと。

A「う・ら・た・ん〜！！」

うらた「おぉ…何だコトハか。で、どうしたんだ？」

A「え？反応が薄すぎてつまんない〜。あ、コラボの事なんだけどね！曲は、コレにしようかなぁって思ってるんだけど…。どうかな？」

うらた「これか…。いいんじゃないか？俺もまだ、歌った事ないしコトハも歌ってないだろ。」

A「うん！歌ってないし、歌ってみたいからコレにしたんだ！！」

うらた「そっか…。じゃあ、今から録音でもしてみるか？」

A「え、いいの？」

うらた「おう。俺も丁度仕事が無くて、暇だったしな…。」

やったぜ！うらたんの歌声が生で聞けてしまう…。
あ、別にうらたんのファンとかじゃないよ。僕は箱推しだから、皆を応援してるだけで…。
うらたんの歌を参考にしたいだけだからね！と言う事で、やって来ました！録音室！！

うらた「なんかテンション高くねーか？」

A「え？ちょっと何の事か分かんないんだけど…。きっと気のせいだよ！気のせい！！」

うらた「お、おう…分かった。どっちから録音するか？」

A「あ、うらたんからでどーぞ。僕はココでまったりしとくので…。」

うらた「何でだよ。ま、いっか…。さっさと終わらせるぞ。」

ほうほう…やっぱり背は小さいくせに良い歌声をしていますね〜。
あ、貶してる訳じゃないからね…勘違いしないでね！むしろ褒めてるからね！！
色んな声が出せるってやっぱり魅力の一つだよね。

うらた「こんな感じかな。おい、コトハ。次はお前の番だぞ…。って聞いてんのか？おーい！」

A「…え、あぁゴメンゴメン。次は僕の番なのね…分かった！頑張ってくるね〜！！」

うらたんの歌声が凄すぎてボーッとしてた…。僕も頑張らなきゃな…。
今回の曲は早いテンポだしなぁ…。
そう思い僕は、マイクに向かって精一杯の声を出して歌った。もちろん感情も込めたよ。

A「フー…疲れた。何とか撮り終わったけど。こんな感じで良いと思う？」

うらた「俺か？あぁ…良いんじゃね。」

それだけを言って、うらたんは再び録音室へと入って行った。
…あの人、何がしたいんだろう？

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