弟自慢？(山羊／レイナ) ページ22
レイナside
珍しく仕事が早く終わったわ
ちょうどお茶の時間だから少し近くのカフェにでも寄りましょうか。
新作のパンケーキが気になるし…
シンプルなあのカフェは落ち着くのよね…
───カフェ店内────
ﾚｲﾅ「あら、貴方は」
ﾔﾏ「おや…之は奇遇だね」
ﾚｲﾅ「貴方もこう言う所へ来るのね」
ﾔﾏ「何か可笑しいかい？」
ﾚｲﾅ「いいえ、全く。少し意外だっただけよ。」
普段は冷静な感じなのに、こう言う雰囲気のカフェに来るなんてあまり想像が付かないもの。
ﾔﾏ「昔このカフェを弟に勧められてね。近くを通りかかったから休憩をしに寄ったんだよ」
ﾚｲﾅ「そうなのね。相席良いかしら？世間話でもしましょうよ。」
ﾔﾏ「あぁ…構わないよ。」
良かった。1人よりも話し相手が居た方が楽しいもの。
向かいに荷物を置いて座らせて貰いましょうか。
ﾚｲﾅ「気になっていたんだけれど、貴方弟がいるのにいつも別々に行動してるわよね。不仲なんて噂も聞いたわよ。」
ﾔﾏ「不仲…まぁあながち間違いでは無いかな。」
ﾚｲﾅ「あら、そうなのね。噂が間違っていると思っていたのだけど。」
ﾔﾏ「あの子とろくに連絡も取れてないからねぇ…」
ﾚｲﾅ「この世界じゃいつ会えなくなるかなんて分からないし、仲直りしたいなら急いだ方がいいわよ。」
ﾔﾏ「それはそうなんだけれどね…まぁ、僕らのペースでやっていくさ」
ﾚｲﾅ「手遅れにならない事を祈るわよ。」
ﾔﾏ「あの子は強いから簡単にくたばったりはしないさ。」
ﾚｲﾅ「あら、よっぽどの自信ね。まぁ、アタシの弟には敵わないでしょうけれど」
ﾔﾏ「そんなことは無いよ。君の弟にだって勝てるさ。」
ﾚｲﾅ「言ってくれるじゃない。絶対にアタシの弟の方が上を行くわよ。利口で、力も強くて可愛いんだから。」
冷酷だって有名な彼の弟よりかは物腰柔らかな私の子の方が可愛いし、遥か上を行くに決まってるわよ。
ﾔﾏ「最後のは戦闘能力に関係無いんじゃないかい？それに、可愛さでもあの子に勝る子が居るとは思えないねぇ」
作者)文字数の為次のお話へ(((
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作者名：影の遊び場 | 作成日時：2022年7月3日 11時
