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『リドルの好きなとこだっけ? んー、全部』
「き、キミはまたそんな調子のいいことを……っ!」
『え、だって本当だし』
「リドルちゃんとAちゃんは仲良しなんだね〜。次はリドルちゃんが好きなところを言う番だよ!」
「……………いつも、ボクと一緒にいてくれるところは……好感が持てる、かな。キミといると楽しいんだ」
『リドル……』
「A……」
なんって可愛いヤツなんだ!
これからも色んな遊びしような!
お前の母さんがダメっつってもオレが連れ出してやる!
「は〜い、じゃあ次の王様だ〜れだっ! なんてね、オレで〜す♪」
「えー、ケイト先輩かよー」
「これで最後にしよっか。んじゃ、王様からの命令!3番と4番が王様ゲームといったらこれだよね! 定番のポッキーゲーム!」
『ふっざけんなよ! これ、ホント誰得だよ!?』
「あら〜、またAちゃん当たっちゃった?」
「はは、運がないな。ちなみに相手は誰だ?」
「ぼ、僕………です」
「はぁー!? お前かよ。代われ、オレがやる」
『目の前で不正を発見しました、規律を重んじるリドルさんこれをどう思いますか?』
「ゲームとはいえルールはルールだ。決められた者が命令をこなすべきだね」
『はい、つーことでエースくんの交代はなしでーす』
「ちぇー」
『なんだよ、そんなにオレとポッキーゲームしたかったの?』
「このメンツでするならそりゃ、Aちゃんでしょ」
『そっかぁ、それじゃあ優しいオレがお前にいいもんやるよ』
「え、なになに。なにくれんの?」
オレは笑顔でポッキーの箱から1袋出す。
袋を千切って中身を出すと、口を開けて待つエースの口に突っ込んだ。
「もがっ!?」
『そんなにポッキーが好きならまとめて食ってろ!』
「もかもがもが!!」
『は? 期待させといてそれはないって? 悪いな、これ健全な作品なんで。お前とポッキーゲームなんてしたら不健全まっしぐらだよ!』
「アカツキ先輩、僕……ポッキーゲームなんて、したことなくて……でも、全力でやらせてもらいます!」
『お、おう? そんなに張り切ることじゃないと思うけど……とりあえずやっちゃうか』
「うす!」
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ここ(プロフ) - 半魚腐人さん» 半魚腐人さん、コメントありがとうございます^ ^嬉しいお言葉に舞い上がりそうなくらい喜んでいますっ、ありがとうございます(*^_^*) (2021年6月24日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
半魚腐人(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み終わってからあぁ、もう好き!尊い!しか喋れなかったです(^ν^) (2021年6月24日 0時) (レス) id: f423f4b22b (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ラテさん» ラテさんありがとうございます!無事完結させることができて良かったです!面白かった、と言ってもらて本当に嬉しいですっ。応援ありがとうございました! (2021年1月8日 16時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ラテ - 完結おめでとうございます!男主人公くんのおはなし、とても面白かったです!次回作も楽しみにしています!! (2021年1月7日 18時) (レス) id: 11f4886bdf (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 星猫さん» 星猫さんメリークリスマス!素敵なプレゼントありがとうございます!すごく嬉しいです〜♪ (2020年12月24日 15時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここ | 作成日時:2020年11月5日 12時