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気づいたら涙が流れていた…
師範の驚いた顔、焦った顔、怒った顔。
・
涙で全てはっきりと見えた訳ではないけれど、
師範も自分を責めている様だった。
一人残された部屋で思い切り泣いた。
・
「どうしてこうなったんだろう…」
・
師範のことは師範として、私は継子だから…
尊敬や憧れの意味でとっても大好きだった。
・
でも、あれから
師範が血鬼術にかかってしまってからは…
自分でも師範への好きが何なのか、よく分かんなくなってきちゃったよ。
・
・
溢れる涙を拭い、一度屋敷を出て外の空気を吸う。
気づくと、私は蝶屋敷の方へと歩いて来ていたみたいだ…
あはは…私はしのぶちゃんの事大好きすぎか!
なんて自らにツッコむ。
・
「…でも、今はしのぶちゃんにも会えないや」
来た道を引き返す。
ぼーっと歩いているのも何だか気持ちがいい。
・
歩いている途中、お腹が鳴り
何も食べていなかったことを思い出す。
「何か食べて屋敷へ戻ろうかな〜」
・
美味しいものでも食べれば忘れるよ!
うん、大丈夫!
・
ちょうど、私の好きなうどん屋の近くだったため
うどんを食べてから屋敷へと戻った。
・
今日は天ぷらおまけして貰っちゃった♪
気持ちを切り替えて、屋敷へと入る。
・
「師範、戻りました」
無言で屋敷に入ると師範に怒られるため、どんな状況でも一言声を掛ける。
返事はなかった。
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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月14日 18時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:☆eri☆ | 作成日時:2020年8月13日 20時