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「んー!おいしい。Aちゃん、うちに来てほしいぐらいやわ」
唐揚げに大根のサラダ、お味噌汁とシンプルな物になってしまったが、luzさんのお口にあったようで何より。
「luzくん、ダメだからね」
「分かってるって。流石にそらるさんの妹を、家に置く勇気はないよ。」
そらるさんの妹。一応の設定だけどな。
「(仮)ですけどね」
「え?仮なの?」
「は、はい。」
「まふどん、実の妹って言うてなかったっけ?」
「仮って言ったよ」
再びキョトン顔。この人、実は結構天然?長身イケメンハーフの天然。キャラ強すぎでしょ。
「えー、仮やったら、やっぱ家に来て欲しいな」
「ダメだって!僕が許さないから!」
「いいじゃん。Aちゃん、だめ?」
スタスタと私の方に来たと思ったら、手を取られた。そのまま指を絡められ、いわゆる恋人繋ぎにされる。流れるように自然に絡められた指は顔に合わず男らしくてゴツゴツしてる。
「あ、えっと、」
「週一でいいから。」
真っ直ぐ見つめられると困る。ま、まふまふさん!助けを求めるように、まふまふさんの方に視線をいかせると
「Aちゃんはどうしたいの?」
どうしたい…。お世話になってるから、断るのもあれだけどその間のまふまふさんのお料理とか考えるとなぁ。うーん。
「ひ、日帰りで掃除ぐらいだったら!」
「は?」
「いや、泊まりだといろはちゃんとぽてとちゃんのご飯とか、まふまふさんの夕飯とかあるので、日帰りでの掃除だったら大丈夫かなって…。」
「ぷっ、あはははは。Aちゃん、かわいすぎ。じゃあ、今度お願いするね。」
luzさんは堪えきれないように思いっきり破顔しながらヒーヒー笑った。かわいいってどこがだ。
あと、手。ずっと握られた手が気になる。解こうとすると力を込められる。
「る、luzさん。ご飯食べたいので、手、解いて欲しいです。」
「えー。もっと繋いでたかったのに残念。」
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2023年3月19日 13時) (レス) @page22 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
しののん(プロフ) - るるるさん» ありがとうございます!ネタはたくさん書きだめてるので、これからもるるるさんが楽しんでくれるような小説を書けるよう頑張ります!!ゆったり待ってくれると嬉しいです。 (2021年4月19日 9時) (レス) id: de559ebab9 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - 完結おめでとうございます!自作も楽しみにしてます!! (2021年4月19日 3時) (レス) id: b6f1a1f662 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - sktさんだったんですね!!そっちのオチも読んでみたかったです!勿論です!これからも応援します!お気に入り作者追加失礼します!! (2021年4月18日 18時) (レス) id: a2041f9d5c (このIDを非表示/違反報告)
しののん(プロフ) - ルカさん» ありがとうございます!そんな嬉しいこと言われるなんて、投稿した甲斐がありました!!オチですが、sktさんにしようと思っていました。単に私の推しなのとAtRは家族の括りにしたかったという理由からです。この先も、私の書く小説を楽しんでくれたら幸いです。 (2021年4月18日 16時) (レス) id: 901dae191b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しののん | 作成日時:2021年3月25日 1時