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勉強合宿 ページ7

もう、星も段々と見え始めてくる頃、俺は走り終わって体育館に戻ってきた。

「三井先輩、宮城先輩、今、どんな感じですかね?」

首にかけたタオルで汗を拭きながら、二人の先輩に尋ねた。


「おぉ、A!って、まだ走ってたのか!?;」
「まぁ、もう終わる頃だろうな」

三井先輩がそう言った瞬間、

ガラッ

タイミングよく、ドアが開く。
もちろん、出てきたのは楓だった。

「お前のことだ、情けをかけたりとかは…」
三井先輩が言うと、楓は

「まさか」
との、即答。

三井先輩と歩き出した楓について行こうとする俺は

「じゃ、また明日な」
「はい、失礼します」

短く言葉を交わして、俺は楓と並んで部室まで歩く。

「どーだった?桜木とやった感想は?」
俺が楓にそう聞くと、楓は少し間をあけてから、


「俺に本気を出させた…かな」

と、言った。

「え、マジ!?やっぱ桜木、成長速度はえーな…」

「まぁ、圧勝だったけど」
楓は、それでも桜木のことを褒めたくないらしく、そう付け足した。

「はは;まぁ、楓と桜木のキャリアや技には違いがありすぎるからなー…」

「キャリアがなくても勝てる」

そんな談話を交えながらもかなり遅い時間に、俺達は帰り道を歩いた。





その次の日。

「どーかお願いします!!」

職員室に、バスケ部キャプテンの赤木先輩の声が響く。

「この馬鹿どもに今一度のチャンスを!!追試を!!」

先生達を目の前に頭を下げる赤木先輩。

だが。馬鹿どもと言われた三井先輩、宮城先輩、桜木に楓は一向に頭を下げない。



「どーしたんだ、バスケ部は赤木はじめ、みんな優秀で通っているのに…」
「例外もいるってことですよ」

先生方の発言に

「おいゴリ、何もそこまで卑屈になることはねーぜ」
と、桜木の反論。

「このバカタレ!誰のためにやってると思っとるか!!」
そして、安定の赤木先輩が4人を殴る始末。

「まぁまぁ赤木先輩…;でも、先生、俺からもお願いします。全国で勝つには確実に先輩方達の力が必要ですし、もし勝ち上がれば湘北の評判も良くなるんじゃないかと…」

俺は、なんとか説得してみようと試みる。

「ムム…まぁ、お前はオール90点以上だからな…」


結局、なんやかんやで追試が決定した。

「いいか!お前ら4人は夏休みに入る前に勉強合宿だ!バカモノォ!!」
赤木先輩が怒鳴った。そして木暮先輩が、

「Aも、教える側として来てくれないか?」
「あ、了解です」

こうして勉強合宿が始まった…;

チャーハン(バスケに関係がない…w)→←こっからが本番の全国



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並木町(プロフ) - すごく面白かったです! (2022年12月12日 21時) (レス) @page15 id: 0c7d654824 (このIDを非表示/違反報告)
Marinta Galaxy(プロフ) - 白い雪兎さん» スラムダンク、今年映画化するそうです!! (2021年1月15日 15時) (レス) id: 59dbb8998a (このIDを非表示/違反報告)
白い雪兎(プロフ) - にこぱさん» ありがとうございます! (2020年6月15日 7時) (レス) id: 2c27ca0b28 (このIDを非表示/違反報告)
白い雪兎(プロフ) - Rayさん» 遅れてすいませんでした!今日します! (2020年6月15日 7時) (レス) id: 2c27ca0b28 (このIDを非表示/違反報告)
にこぱ - 楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年6月15日 5時) (レス) id: 7f3a127dad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白い雪兎 | 作成日時:2017年11月17日 22時

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