【スラムダンク】流川と並ぶ一年生エース[男主]3 (ページ8)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:28,452 hit

チャーハン(バスケに関係がない…w) ページ8

赤木先輩の家、広いなぁ…と思いつつ、23時10分、勉強合宿が始まった。

赤木先輩、木暮先輩、彩子先輩、俺は教える側で、三井先輩、宮城先輩、桜木、楓は問題用紙を目の前に、悶絶していた。

少し時間が経過し、何か閃いたような宮城先輩が、

「できた♡」
と言って、彩子先輩に答案を見せにいった。

「おっどれどれ」
答案を見た彩子先輩は、

「何よ、やればできるんじゃないリョータ。なんでテストの時できなかったのよ！」

と、笑みを浮かべた。

「へっへっ、アヤちゃんが先生なら満点とれるかも、オレ♡」

照れながら言う宮城先輩に、

「「「バカヤロウ」」」

赤木先輩、三井先輩、桜木が声を揃えて言った。

「楓、どーだ？分かる？」
唯一会話に参加していない楓に話しかけると、

「…分かりゃしねー…」

と、うんざりしながら言われた。

「んー…じゃ、まずこっちの簡単な方からやってみよーぜ！等速は、速度が毎回同じってことは分かるよな？そしたら、分かりやすいだろーから、８分の３転で0.35を図にかいてみて」

問題用紙を片手に、シャーペンで説明していく俺に応え、楓は図をかきはじめた。

一方、桜木の方は、赤木先輩だけでは手に負えないらしく、晴子が登場してきた。

けれど、晴子が教えると桜木が勉強どころじゃないので、結局赤木先輩が教えることに。

「晴子、キッチン借りてもいいか？」

桜木は、赤木先輩と一緒に別部屋で勉強していたため、今ここにいる、楓、晴子、彩子先輩、俺の分の料理を作ろうと思い当たった。

ちなみに、宮城先輩と三井先輩はこの調子なら大丈夫だろう、ということでもう寝ている。

「えっ？うん、いいよ！」
そう答えた晴子に、

「じゃ、楓に教えておいて欲しいんだけど…」
俺が少し仕組んだような笑みを浮かべると、

「あっ、う、うん…///」
と、意図を察したようで、緊張しながら晴子は楓の前の席についた。

「あ…あ…あのね、流川君、ここはね…」

そうして、なかなか進まなそうな勉強だったが、とりあえず簡単に作れそうな物で、家にあった食材を持ってきていたため、それで調理する。

「A、あんた、料理作れたのね」
彩子先輩が微笑みながら言う。

「まぁ、一応；簡単なのですけどね」

苦笑しながら、食材を切った。

「よっし、完成！」
4人分のお皿を持って、テーブルにスプーンと共に置く。

「チャーハン！A、すごーい」
晴子が嬉しそうに言った。

時間はというと、もう夜中の3時をまわっていた。