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俺たちゃ強ぇ ページ2

そして、それから少し、3人で話した。


最終的に、

「じゃあ、次、同じ舞台に立てるのは選抜だな、楽しみにしてるぞ」

「はい、俺も楽しみにしてます、牧さん。仙道も、また練習試合とか出来たら、いいな」

「全国、頑張れよ、A。牧さんも、今年は優勝行ってくださいね」

と、いうかたちで別れてきた。



「おーい、A!」
前方から木暮先輩の声がして、顔をあげると

湘北のメンバーは近づいてきた。


「もう帰るから急げよ、外で待ってるぞ」
赤木先輩にそう言われ、

「あ、はい!」

と、言い、走り出した。


その後、控え室からバッグを持ってきて、また正面玄関まで走る。



「すいません、遅れて!」

俺は走り、体育館の正面玄関にいる湘北メンバーに声をかける。

「おぉ、A!どうだったんだ?」
行くなり三井先輩は、聞いてくる。

「あぁ、牧さんと仙道のことですか?…まぁ、フツーに終わりました;」

「お前、なんか隠してね?」
「何かあったから呼んだんだろう?」

赤木先輩も宮城先輩も鋭っ!

「あー…実は、冬の選抜、出場決定って言われたんです、なんか神奈川の協会委員からって…」

俺が遠慮気味に言ったのにも関わらず、

「あー、うん」
「なんとなく分かってたわ」
「そんな気がした」

三井先輩、宮城先輩、赤木先輩は言う。

「え、そんなに当たり前なんですか;」
「お前の活躍から見たら当たり前だろ」

さっき、仙道にもそんなこと言われたような…?

「ああああああああ!!」
いきなり、彩子先輩が叫ぶ。

みんながそっちを向いた瞬間、

「電車出発まであと3分!?」

「「「なにーっ!?」」」

その瞬間、湘北は走り出した。
安西先生の病院の面談時間には、その電車でしか間に合わなかったからだ。




なんとか間に合った俺達は、病院まで来て、桜木を先頭に安西先生のいる病室まで走った。

「うわっ!?なんなんですかあんた達は!」
途中、女の看護師さんに注意を受けたっぽいが、全員気にしない。

「親父!」
桜木は叫び、一番先にドアを開ける。

「勝ったの!?」
笑顔で振り向く安西先生の奥さん。


「俺たちゃ強ぇーっ!!」
そう言って、みんなで安西先生を胴上げする。

天井近くまで上がった安西先生だったが、すぐに

「心臓止まっちゃいますよ!!」

という、看護師さんの声によって止められてしまった。



そのあと、病院の近くで打ち上げをしてから、少し遅れた時間に家に帰った。

欠点→←選抜出場



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並木町(プロフ) - すごく面白かったです! (2022年12月12日 21時) (レス) @page15 id: 0c7d654824 (このIDを非表示/違反報告)
Marinta Galaxy(プロフ) - 白い雪兎さん» スラムダンク、今年映画化するそうです!! (2021年1月15日 15時) (レス) id: 59dbb8998a (このIDを非表示/違反報告)
白い雪兎(プロフ) - にこぱさん» ありがとうございます! (2020年6月15日 7時) (レス) id: 2c27ca0b28 (このIDを非表示/違反報告)
白い雪兎(プロフ) - Rayさん» 遅れてすいませんでした!今日します! (2020年6月15日 7時) (レス) id: 2c27ca0b28 (このIDを非表示/違反報告)
にこぱ - 楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年6月15日 5時) (レス) id: 7f3a127dad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白い雪兎 | 作成日時:2017年11月17日 22時

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