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崇裕side
部活も終わって生徒も帰る時間帯。
やのに校門で止まってお喋り。
あそこに留まったら結構邪魔やねんな〜。
おまけに今日はその人数が多い気がするし。
「先生、先生」
崇「まだおるんか、完全下校時間になるで。
校門に集まっとる人らにも言うて来て」
「校門に子どもが座ってるんです」
崇「子ども？」
「はい、小学4年くらいの。
先生も来てください」
崇「分かった、すぐ行くわ」
お兄ちゃんかお姉ちゃんか待っとるんかな？
それで人集りができとったんか。
「あ、先生！こっちこっち」
崇「ちょっとどいてな。
君、どした………ん！？」
雅「ふぇぇ…泣、たかぁ…！泣」
崇「うぉ…お前、何でっ…。
ここお前が来ていい場所ちゃうぞ！？」
何でここにおんねん…迷子か？
「先生知り合い？」
崇「あ〜…俺の弟」
「弟！？ちっちゃ…」
雅「ちっちゃくないもん…！」
「あ、すいません」
ともと同じこと言うてるやん。
「？、この子、見たことある…」
「この前の部活体験にいた子じゃない？」
「確か…雅紀くんだったっけ？」
「あー！いたいた！」
崇「みんな、騒がせてごめんな。
もう下校時間過ぎるから帰り」
俺が言うとゾロゾロと生徒たちが帰ってく。
とりあえず騒ぎは落ち着いたから…。
俺も帰らなアカンわ。
流石にコイツがおる状態で仕事なんかできひん。
in車の中
崇「も〜、何で来たんよ」
雅「いじめ…流星と淳太とともくんに気づかれた…」
崇「それはまた何で？」
雅「学校から宿題のことで電話があって。
出してないのは俺がいじめられてるからって。
流星はその話を聞いてたみたい」
崇「もう隠し通すは無理なんちゃう？
正直に言ったほうがええよ」
雅「やだっ…それじゃ流星守れないもん…。
それに、みんなには心配かけたくない。
……特にともくんには…」
何も言わんほうが逆に心配かけるんやで？
雅「どうすればいいの…泣」
流星にも気づかれたんならどうしようもないわ。
でも、流星も流星で傷つくやろうなぁ…。
こういうのってどうするのが正解なんやろ。
教師をやっとる俺にもイマイチ分からへん…。
相談しろって言うたのは俺やのに、役立たずなやつや。
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KK(プロフ) - 俺っさん» こちらこそ、読んでくださりありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです！！ (2022年12月5日 16時) (
レス) @page42 id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
俺っ(プロフ) - お疲れ様でした！！いつも更新楽しみにしておりました！ストーリーの作り方も本当に上手で感動しました！最後もすごい泣けるなぁ、と思いました！素敵な作品、有難う御座いました！！ (2022年12月5日 10時) (レス) @page43 id: 7656fd5c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年10月14日 16時
