ある兄弟の物語番外編 3 (ページ15)

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雅紀side

ペラペラってページめくってくとついにのんちゃん登場！

流「望はたかと一緒におるときが多いな」

あ、ほんとだ。
たかに抱っこされてる写真ばっかり。

淳「せやねん。
　のんちゃんは崇裕のことが大好きやったから、ずっと
　一緒におった気がするわ」

雅「のんちゃんって昔からあんなにおっきいの？」

淳「う〜ん、あんま覚えてへんけど…のんちゃんが小学生
　の時にはともと変わらへんか少し大きかった様な…？」

雅「ふ〜ん」

今の俺と流星みたいな感じかな？

雅「これは？のんちゃんが泣いてるやつ」

淳「あ〜笑。これはよぉ覚えとる笑」

淳太曰く、

崇裕:小5、望:年長さん

崇『あー！！誰！？俺の釣竿折った人！！』

淳『俺ちゃう。大毅やろ、絶対』

重『俺、たかちゃんの釣竿は触ってへん！！
　大事なものやって知っとるもん！』

崇『じゃあチビらか！？』

智『ふぇ…ともちゃうもん…』

照『ともはちゃうよな？やって一緒にお昼寝しとったし』

重『俺見た！！のんちゃんがな、たかちゃんの釣竿を
　触ろうとしとるん見たで！』

望『ﾋﾞｸｯ…のんちゃんしらない…』

崇『望、正直に話したら今ならたかちゃん許すで』

望『のんちゃんちがう！！ともくんがやった！！』

智『ともはあっくんとお昼寝してからちがうもん！
　のんちゃん、嘘はアカン！』

望『じゃあ、じゅんくん！』

淳『じゃあって何やねん笑。
　俺はおかんとおったからおかんに聞いてみれば？』

崇『望、どうなん？』

望『ちがう、のんちゃんさわってない…』

崇『…あっそ。もうええわ。
　俺、嘘つきさんは嫌いやから望のことなんか知らん』

望『ふぇ…うわぁぁぁぁん！！泣』

ってことらしい。

淳「結局折ったのはのんちゃんやったんやけど。
　まぁあの時の空気の悪さったら忘れられへん笑。

　崇裕があんなに怒っとるの初めて見たし、のんちゃん
　のことガチで無視するし…のんちゃんはのんちゃんで
　ずっと泣いとるし…」

雅「そんなすごかったんだ。
　で、最後はどうなったの？」

淳「おかんがのんちゃんとこ行って謝るように説得して、
　おとんが崇裕を慰めた後、ちゃんと仲直りしたよ」

俺はたかが怒ってるところばっか見て来たから。
のんちゃんに怒ってる姿は何となく想像できるけど笑。

昔の兄ちゃんは今の兄ちゃんと全く違うから面白いや！