【NARUTO×ONEPIECE】２ (ページ8)

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腕に巨大金玉をつけられたルフィは、怒りに沸いていた。

ル「これぐらいでオレを止められると思うなよ！！！船を追うぞ！！！」

『シャンドラの遺跡』を後にする時、アイサは泣いた。
シャンディアの人達が命を賭けて取り戻そうとした『シャンドラ』がここにあるのに、今また故郷の空島自体がなくなろうとしている・・・。
シャンディアの人達が400年の年月を懸けた夢は・・・もう叶うことはない。

その頃、シャンディアの長老はこの村を、この国を捨てる決意を固めていた。無念であるが・・・こうなっては仕方がない。
どこかで諦めることなく戦っているであろうワイパーに呼びかけた。

「ワイパーよ・・・もういいのだ・・・。やれるだけのことはやった」

目を覚ましたワイパーは、目の前に広がる悪夢のような事態を仁王立ちで呆然と見つめた。
これでは、”約束”を果たすことが出来ない・・・。
ワイパーは、大戦士カルガラの子孫として、カルガラの「約束」を引き継いでいたのだ。その約束をここで終わらせるわけにはいかなかった。

それは、先祖大戦士カルガラとある一人の親友との「約束」だった。
カルガラの大親友の名は、モンブラン・ノーランド。

話は、ワイパーが子供の頃まで戻る。

少年ワイパーは、村の酋長から直系子孫にだけ知らされる、カルガラの思いを聞かされていた。
大戦士カルガラと親友ノーランドの物語のこと。
大戦士カルガラは、空に来てもなお「シャンドラの灯をともせ」と叫び続けたこと。

ただ一度でもシャンドラの鐘の音を鳴らせたなら、きっと親友ノーランドに「おれ達はここにいる」と伝わるに違いないと、信じていた。
だが、鐘はたった一度も鳴ることなく、大戦士カルガラは無念のまま空で戦死する。

そして、後に空島にやってきた"ノースブルー"の船乗りによって、青海で起こった事が伝えられた。
ノーランドは、突然なくなったシャンドラの存在を決して否定することなく、「うそつき」と呼ばれて処刑されても、その命の最後の瞬間までシャンドラを誇って死んでいったのだと。