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優とミカとレン ページ49

裏切りのミカタ3


ミカ「…逃げなきゃ…」

ミカ「人間から… 吸血鬼から……」

ミカ「………ぐ…!」

レン「ミカ兄!」
先程の戦闘で兄はかなりの深手を負った、代わるから無理をしないでと伝えるとごめん…と返ってくる、今この状況で兄にまで倒れられたら元も子も無い

ミカ「生きてるうちに……」

ミカ「どうしても教えなきゃいけないことが…あるんだ…」





ボロボロのスーパーのような所でひとまず身を隠す事になった。

ミカ「起きてよ優ちゃん…」


ミカ「……起きろ…」

ミカ「起きてくれっ!!!」

レン「ミカ兄…」

ミカ「…じゃないと僕は…」

ミカ「このまま…血が足りなくて…」
カツンと何かを蹴る音がして目を向けると人間の男の子が怯えた表情でこちらを見ている、これはまずいと思った時には既に遅かった。

少年「みんな助けてくれ!!死にたくない!!」

少年「こんなところで死にたくない!!」
仲間に助けを求めるも見捨てられてしまう、他人を犠牲にしてまで助かりたい、これも人間の欲深い所の一つだ


「あいつはもうだめだ!!逃げろ!!」

少年「!待って!!!みんな待ってよ!!!」

ミカ「人間の血さえ飲めば…僕も完全な吸血鬼に……」

レン「駄目だよミカ兄!それだけは…」

少年「う…」

少年「ば…」

少年「バケモノ…」
そう彼が口に出した瞬間喉元に剣が突きつけられる。

レン「…っ!それ以上言ったら殺す、死にたく無ければ黙れ!!」
兄を傷つける事は許さないとレンの感情も高まっていた。すぐさま殺さないでください、何でもしますからと命乞いする彼に剣をしまうとさっさと行けと目配せする。他の吸血鬼に捕まってしまうのも時間の問題だ、一時的に逃がしたと言える。剣を向けたが本当は殺す気なんて無い、今ここで血を流せば兄が再度食らいつくことは目に見えているからだ。

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七葉(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!続きを楽しみにしてます! (12月7日 19時) (レス) id: a46653ae59 (このIDを非表示/違反報告)
葵かえで(プロフ) - ユウさん» 初めまして、コメントありがとうございます!楽しみと言って頂けて嬉しいです。更新頑張ります! (2016年7月20日 22時) (レス) id: 02186eaf45 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年7月6日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
葵かえで(プロフ) - うさ丸さん» 初めまして、コメントありがとうございます!続きもうしばらくおまちくださいませ!! (2016年4月18日 13時) (レス) id: bc4ded04e1 (このIDを非表示/違反報告)
うさ丸 - 続きめっちゃ気になるっす! (2016年4月15日 0時) (レス) id: 93ddfd5243 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵かえで | 作成日時:2015年11月16日 18時

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