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月の国6 ページ6




お城を抜け出した私たちは、海へと向かった。初めての海。私はそれを見たときに、頬に涙がつたうのを感じた。


私、自由になれたんだ_______。


「……お姫様、嬉しいですか?」


「うん、嬉しいっ。本当に、嬉しい……」


天月は私の涙をスッと掬い取ると、笑顔を浮かべた。その笑顔は、あまりにもかっこよくて。私は天月に恋をしてよかったと心から思った。


「ねぇ、私……、んっ」


「好きですよ、お姫さま」


私が言葉を続けようとすると、天月が私の口をそっと塞いだ。甘く優しいキスに私は溺れていく。


「私もよ、天月______」

ねぇ、貴方が大好きよ、天月。ずっと貴方の隣にいさせてください。

でも、運命は残酷に私達を切り裂いていくの。

「はいはい、幸せごっこは終わりだよ。君は俺のモノなんだから」


「っ、貴方は……!」


「どうも、うらたぬきです。天月さん、だっけ。お姫さまを返してもらえます?」

天月は私の手を引いて、背中に隠した。天月の背中はとっても大きくて。私は凄く安心した。しかし、うらたぬきんは薄笑いを顔に浮かべていて。

______思わず背筋がゾッと震えた。

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カシオペア(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます。支離滅裂なこの作品を読んで頂いて、ありがとうございました!また、何処かでお会いしましょう! (2017年9月18日 13時) (レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 完結おめでとうございます! (2017年9月18日 12時) (レス) id: 8384e80fee (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。天月さんオチを書いていなかったので……。パッと作った物なので、至らない部分はあるかと思いますが、よろしくお願いします。 (2017年9月16日 22時) (レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです! 更新頑張ってください! (2017年9月16日 21時) (レス) id: 8384e80fee (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア(プロフ) - るるさん» いえいえ、ありがとうございます!思いつきで、パッと作ってしまったので、すぐに終わると思いますが、是非お付き合い願います。 (2017年9月16日 20時) (レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カシオペア | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年9月13日 19時

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