第十一話 ページ13
公園の空いているベンチに座る。
お互いしばらく無言だった。
「・・・そういえば紅白頭さんは昨日の
事なのに外に出ていいんですか？」
昨日、あんなことがあったのに外に出る
なんて俺から見れば攻撃して下さいって
言っているようなもの。
「・・・その紅白頭ってやめろ。」
「あぁ・・・すみません。名前を知らない
ので見た目で付けました。」
素直に言ったら少し不機嫌になった。
そんなに紅白頭って言われるのか嫌なんだ
「轟焦凍だ。」
「轟さんですね。」
紅白頭・・・轟さんと呼ぶと少しだけ嬉し
そうな表情をした。
そんなに紅白頭って呼ばれるの嫌でしたか
「俺は光樹です。好きに呼んで下さい。」
「名字はねぇのか？」
・・・流石ヒーローというべきか痛い所を
突いてくる。しかも悪意がない。
「俺はヴィランです。ヒーローに情報を渡す
わけありません。」
名前を言っただけでも俺の場合は危ない。
理由は幼馴染の出久がいるから。
いずれバレるだろうけど、だからってここで
簡単に教えるほど俺は馬鹿じゃない。
「そうか・・・。ところで光樹は何歳だ？
見たところ同じ歳ぐらいにみえるけど。」
「・・・一つ下の14歳ですよ。」
多分だけど轟さんは天然なんだろう。
「そのわりに戦い慣れてるよな。」
「見たこともないのによく分かりますね。」
昨日は足止めだから戦っては・・・。
あ、そういえば13号の時に見ていたのか。
でも、あれは蹴っただけ。それでよく俺が
戦い慣れてることが分かったのか・・・。
『天然』
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村人A(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします (2018年10月24日 22時) (
レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - こういうの待ってました！面白い (2018年10月24日 19時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - あっぷる。さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです！！ (2018年10月21日 20時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - どストライクな小説です！これからも頑張ってください！ (2018年10月21日 17時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - ありがとうございます。訂正しました。 (2018年6月28日 10時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：村人A | 作成日時：2018年6月17日 23時
