降谷さんが松田さんの彼女を探す話。

２２’降谷Side ページ24

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"降谷さん。ありがとうございました"


そう言った彼女が、何を思っていたのかは未だにわからないが、


彼女は死のうなんて考えを今後もつことはないだろう


ジ「バーボン、例のパーティーで奴を始末しろ。」


『わかりました』


俺は、いくら国の為とはいえ、誰かに必要とされている人を殺しているのだろう



一体、どれほどの人を傷つけてきたんだろうか


彼女のような人を、何人つくりだしてきた？



この組織の仕事をしていると、気が狂いそうになる


自分は国を守る立場だが、その前に警察官だ。どんな理由があっても、理不尽に命を奪っていいはずがない


『俺は…なんだ？』


降谷零、安室透、バーボン。３つの顔を使い分けていると、自分が誰なのか、どれが本当の自分か見失いそうになる


そんな時は、緑川がいつも救い出してくれる


あいつらがいた時は、全員で集まったりして、自分は降谷零だと思い直していた


『お前まで、居なくなるなよ』


緑川。お前まで居なくなったら、俺は自分を見失った時、どうすればいいんだ？




それが、現実になるまで後少しだっただった




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