今日:11 hit、昨日:14 hit、合計:1,059,173 hit
小｜中｜大
１４ ページ14
背筋が凍りつきそう。
けどすぐに、
いつもの笑顔になった。
「錦戸課長と同行？」
「う、うん、まあ。
どうしてなんだろ。
小間使いでも必要な現場なのかな」
少しの間が出来た。
「そうかもね」
莉菜が嘲るように笑った。
オフィスビルを出たところで。
「おっそいな。
何やっとんねん」
錦戸課長がイライラしながら、
私を待ってた。
「すいません。
ロッカー室にカバンがあるけん、
ではなくて、あるので」
言い直したけど、
やっぱり訛ってしまう。
文章だと大丈夫だから、
今後は、話す時も、
作文書くつもりでやってみようかな。
「けんて、何やねん」
「すいません。
出身が四国なもので・・・。
以後気をつけます」
また怒られると思ったら、
錦戸課長が吹き出したから、
びっくりした。
社用車に乗って着いた先は、
イベント会場。
車の中では、ずっと無言で息苦しかったから、
外に出た瞬間、
空気がものすごく美味しく感じた。
何度か話しかけてみたけど、
返事が一言で返ってくるから、
怖くて、途中でめげた。
「ここで来月、
春物新商品の発売記念イベントやるんは知ってるやろ。下見に来た。
どんなものにするか、
イメージしやすいやろ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月梦【ゆめ】(プロフ) - 面白いです！続きお願いします！ (2017年7月16日 17時) (
レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年7月16日 10時
