【銀魂】罪の意味も知らずに･･･〜貴方達を忘れた私〜

122　98％の絶望 ページ5

風間さんの状態が急変しました…!!




そう言われたのが15分前


俺は、俺達はガラにもなく万事屋に連絡を入れて
病院に走った




土方「ﾊｧｯ…Aはっ…!?」


看護婦「集中治療室です！
今はかなり危険な状態です…」

銀時「おいっ…大串君！どういうことだよ！
Aが…!!!!」

新八「ちょ…落ち着いてください！」


銀時が慌てるのも無理ない
自分の所為でこうなってしまったようなものだから


看護婦「大変、伝えづらいですが…
風間さんの助かる確率は…」

口ごもる看護婦
一同は次の言葉を聞きたくなかった



看護婦「もう…2％もないでしょう」


そう告げられた
98％の絶望。


看護婦「助かったとしても
元のような生活はもう…できないでしょう」


さらに突きつけられる現実


沖田「そんなっ…!?」



沖田の口からこぼれた言葉は
しん、と静まる廊下に静かに響いた


その時だった。



ピーーーーーー


無機質な機械音が響いた。



その音は信じがたく
2％の希望も簡単に打ち砕く音だった



銀時「嘘…だろ…?」


がくんと膝を突き
虚ろな目で窓越しの彼女を見る


なぁ…嘘だろ?

またひょっこり出てきてくれよ



あんな悲しい笑顔で別れなんてできるかよ


もっと嬉しく、お前の一番の笑顔を


見せてくれ



銀時「Aッ…!!!!」



痛感したかのように
集中治療室は騒がしくなった





ある言葉が俺たちの鼓膜を擽った






ー奇跡が起きたー

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