【銀魂】罪の意味も知らずに･･･〜貴方達を忘れた私〜

120　小さな花束 ページ3

彼女が病院に運ばれてから早、数週間

・

・

・

彼女は痛々しい管に機会で繋がれ眠り続けるだけだった

・

・

小さく一定の音でなり続ける機会だけが彼女が生きていいるという証だった

・

・

・

ガラガラ･･･

・

・

沖田「Aさん。来やしたぜ」

・

・

小さな花束を持ち眠り続ける彼女に話しかける彼は酷く悲しそうな顔をしていた

・

・

・

沖田「そろそろ花が枯れるころと思って･･･Aさんの好きだった花持ってきやしたよ」


そっと花瓶を入れ替えると椅子に座った

・

・

沖田「聞いてくだせェ･･･今日も土方の野郎が･･･････で
近藤さんが･･･････････してて山崎が･･･････････したんでィ････アホらしくてｗｗ
ホント･･･Aさんにも見せてやりたかった･･･」

・

・

笑ってみてみる････けれどすぐ暗い顔になりつぶやいた

・

・

・

沖田「早く･･･目覚ましてくだせェ･･･寂しいんでさァ･････」

・

・

キュッと手を握り問いかける

・

・

沖田「なんて･･･言ったらアンタは笑うんでしょうねィ･･･冗談でしょって･･･
いつも俺の気持ちに気づかないで･･･････けど」

・

・

・

・

俯き言葉を止める

・

・

・

・

・

・

・

―俺も･･･アンタの気持ちに気づいてやれることが出来なかった―

・

・

・

・

沖田「････また明日、きやすね」

・

・

・

・

勿論、返事なんて返ってはこなかった

121　消えていなくなって→←119　天使

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す