結ノ呼吸の結柱

結屋敷 ページ38

結闇side


あの話のあと、皆は私の出来たての屋敷に来たいと言った。

嬉しかったし、断る理由も無い。

だから、『どうぞ！！』と答えた。



今は隠の方に運んで貰っている途中。


宇髄さんとか、ひめじまさんとか、運ぶの大変そうね………


隠「着きました。それでは降ろしますね」


『ええ！ありがとう。

他の皆様もありがとうございました！！！』


隠「これが仕事なので……失礼します」



「(屋敷の名前は)どうするんだ」


『そうですねぇ……結屋敷(ゆうやしき)にします』


「綺麗な名前ですね♪」

『ありがとう！

さ、中に入りましょう！』




木造だから、部屋に入った時の匂いが気持ち良い。


『好きなところに座って！！』


皆は、座った。


『お茶とかないケド……』


「大丈夫だァ。こっちこそ、急に押し掛けて済まなかった」


『いいえ。お気になさらず(*^^*)』


「そうだ！名字ってなんで結闇なの…？？」

『本当の名字を知らなかったし、本当の名字を知ってても使うのが嫌なので……

私が考えちゃいました…！！

耀哉さんは知ってるようですが……』


「そうだったのね！！可愛い名字！！私は好きよ！！」


『えへへ……ありがとう蜜璃さん。』


「意味って聞いても良いですか？？」


『意味ね……夕暮れから夜の闇に変わるでしょ？その時間帯が綺麗で好きだからだよ。

夕暮れの夕よりも、結ノ呼吸使ってて結びも、結って読むから、そこにかけたの。』


「考えられてますね。甘露寺さん同様、私も好きですよ！その名字！！」


「派手で、綺麗だから、俺も気に入った」


『うふふ！！ありがとうございます！』

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