結ノ呼吸の結柱

見えかた ページ47

結闇side


向かった先にいたのは上弦の伍。

目にはくっきりと、数字が刻まれている。

下半身を金魚鉢につけた魚のような鬼だった。


「鬼狩りのお姉ちゃんか？？」

『何人ころしましたか…？』

「逆にお前は何体を滅した…？？」

『質問に質問で返さないでください…？』

「俺は生きる価値のない奴らを食ったんだ。悪くない」

はあ……

許せないなぁ。そういう奴が。


「どうした…？血管が出てるぞ…？？」

『黙れ。』

➖結ノ呼吸 伍ノ型 華結➖


「！？」


『遅いんだよ。反応が。上弦だとは思えない。』


「舐めるなぁぁぁぁ」

『嫌、だって(笑)舐めるなって言われたって、首斬られたら意味ないじゃん。』


「この、くそ女ー！！」


『上弦だから何？それじゃあね。さようなら。』


灰になって消えていった。




もう一体の方に向かった。


オカシイ、、、

何かがオカシイ。

その違和感に気づくのは遅くは無かった。


さっき一体倒した。

なのに……何故鬼の気配が増えてるの…？？


"ケッケッケ"


『な！？』


「この雑魚も俺の一部だ。

そして俺は普通の鬼じゃない。上弦だ」


怒りで目の前が真っ白になった。



シィィィィ


息の吸い方が変わると"見え方"が変わった。


'''透けて'''見えた。



そこか。




➖結ノ呼吸 壱ノ型 縁結➖



「！？何故分かった！？」


『鬼には関係ない。今度こそお別れだ。


二度と現れるな。さ・よ・な・ら♡』




そして背後から



「なんでそんな酷い事を言うんですか…？

鬼は元々人間だったんだから…」


「炭治郎ー！！この人、めっちゃ強い音がするよォォォォォ！」


「泣くな紋逸！

おいお前！強いんだな！俺様と勝負しろ！」


個性の強い人たちが現れた。

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